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「黒人だから…職質めっちゃされた」日本にもある「差別」の伝え方 カメルーン出身で播磨弁、星野ルネさん

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「黒人は職務質問されやすい?」「ある時期、めっちゃされてた」。6月、「アフリカ系日本人」の星野ルネさんはYouTubeで、日本人が感じる素朴な「黒人」や「BLM」への疑問に答えました。世界中で広がる「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」運動ですが、日本にいると、なんとなく遠い「外国」のことのように感じてしまいます。日本で育った「アフリカ少年」にはどう見えているのでしょうか。YouTubeで話し始めたカメルーン出身の漫画家星野ルネさんに聞きました。 (withnews編集部・松川希実) 【マンガ本編はこちら】「めっちゃ黒い!」痛い視線、アフリカ少年を守った教室の「天使」の正体に感動

YouTubeで話し始めた

動画の中で、星野さんは、アメリカの黒人差別を生んだ、奴隷制の歴史や、現在に続く貧困の構造なども分かりやすく解説しました。 職質について話が及ぶと、星野さんは「これは、アメリカだけの話じゃない」と実体験を話し出しました。 「俺も日本で育っているんやけど、ある時期、職質(日本でも)めっちゃされてたから。日本人の友達と比べて」 「警官と目があったら100%されるぐらいの時期もあった。今から7~8年前かな」「最初は『なんや』と思ったけど、『これ、外国人やからめっちゃしてきよんやろうな』という思いをずっとしてきて」

これから日本で生きる多様な「日本人」のために

ゲームの解説などが中心だった星野さんのチャンネル。チャンネルの趣旨を変えても発信したかった背景には「危機感」がありました。 アメリカでの大規模な抗議活動が広がる中で、日本のSNSでも「黒人」や「アフリカ系アメリカ人」が話題になるようになりました。タイムラインには、「黒人ってやっぱり……」や「黒人と白人」などと批判する人もいました。「主語がどんどん大きくなっている」 日本ではまだ「アフリカ系」の人に接する機会は多くありません。顔が見えないまま、主語が大きくなったときの危うさを、星野さんは感じていました。 「日本の一般の人にとっては、黒人についてはSNSの情報がすべてになってしまう人もいる。ちょっと『怖い』って思いが共有されると、じわじわと広がって、エスカレートしてしまう。そんなことから『差別』は簡単に生まれてしまうんです。教養があるから、とかは関係ない。こういう時代は特に気をつけなければいけないと思います」 景気が悪くなり、だんだんフラストレーションがたまると、社会は怒りのはけ口を求めるようになります。 星野さんの頭には、日本で暮らしているアフリカ系の人々や、黒人の「ハーフ」の子どもたちの姿がありました。 日本で育った「アフリカ系日本人」と自称し、日本社会のマジョリティーとマイノリティーについて漫画にして、ツイッター(@RENEhosino)でも発信してきました。星野さんは、「避けては通れない」こととして、YouTubeで発言を始めました。

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