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大切な黒髪、病児のために ・小原美香さん(高2)協力【岩手】

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岩手日日新聞社

 一関修紅高校2年の小原美香さん(17)=花巻市=は17日、病気やけがで髪の毛を失った子供たちに、人毛で作った医療用ウイッグを贈る「ヘアドネーション」(髪の寄付)に協力するため、市内の美容室で髪を切った。中学1年から5年間伸ばした約70センチの黒髪を34センチカット。小原さんは「この日のために伸ばしてきたので、私の髪を役に立ててほしい」と思いを込める。  理容師資格を持つ母親の教江さん(52)が、市内の福祉施設で利用者の髪の毛をカットする有償ボランティアをしており、ヘアドネーションの取り組みを教わったのがきっかけ。過去に一関修紅高の生徒が協力したこともあり、小原さんもヘアドネーションに賛同する気持ちを高めていった。ウイッグに必要な31センチ以上も髪が伸びたことから散髪を決断した。  同市諏訪町の美容室イル・デ・パン花巻店(高橋要代表取締役)で散髪。教江さんが見守る中、腰まで伸びた髪を10本の束にまとめ、美容師の八木豊さん(28)がはさみを入れ、長さ34センチの毛束を作った。  小原さんはショートヘアになった自分を見て「軽くなった。毛先が傷まないようにヘアオイルを塗ったりしてケアが大変だったが、短くなってすっきりした」と語り、「自分の髪が人の役に立つのであれば、ぜひ使ってほしい」と語っている。  ヘアドネーションに2年前から協力し、大阪市の民間団体に髪を寄付している高橋代表取締役(46)は、「普段はごみ箱に入る髪の毛が、世の中に役立てられている。取り組みが広がってくれれば」と願う。同市と北上市のイル・デ・パン系列3店ではこれまで100人以上が協力している。

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