ダイアナ妃の生家「オルソープ・ハウス」にヘンリー王子が滞在
9月、ヘンリー王子は叔父であるロバート・フェローズ卿の葬儀に出席するためイギリスを急訪。その際、ヘンリー王子は母親であるダイアナ妃の生家であるオルソープ・ハウスに滞在したと伝えられている。オルソープ・ハウスは現在、ダイアナ妃の弟である第9代スペンサー伯爵、チャールズ・スペンサーが所有している。US版「タウン&カントリー」より。 また、ウィリアム王子も叔父の葬儀に出席したが、疎遠になっている兄弟は距離を置き、交流しなかったと伝えられている。
ヘンリー王子がオルソープ・ハウスに滞在したことは、ロバート・フェローズの葬儀がダイアナ妃の命日の直前に行われたこともあり、意味深いものだった。オルソープ・ハウスはダイアナ妃の幼少期の家であるだけでなく、彼女の最後の安息地でもある。彼女の墓は敷地内の島にあり、一般の人々には立ち入り禁止となっている。
2022年9月、ヘンリー王子はメーガン・マークルをオルソープ・ハウスに連れて行き、ダイアナ妃の兄弟であるチャールズ、サラ、ジェーンに迎えられた。ヘンリー王子 は自身の回顧録『スペア』の中で、この時のことを詳しく書いている。
「僕はメーガンを、母親のお墓へと続く道を案内しました。道は少し迷路のようでしたが、生け垣を抜け、ついに母の墓標が見えたのです。それは、灰色がかった白い楕円形の石でした。この場所へ来るのはいつも辛いことですが、今回は特にそうでした。なぜなら、ちょうど母が亡くなってから25周年の年だったからです。そして、メーガンにとっては初めてのお墓参りでした。ついに、僕の夢の女性を連れて、母に会わせることができたのです」 ヘンリー王子は続けてこう語っている。
「私たちは母のお墓の前でしばらく立ち尽くし、抱き合って気持ちを落ち着かせました。そして私が最初に花を手向けて、メーガンは少しの間、僕に時間を与えてくれ、僕は心の中で母に話しかけました。母に会いたくて、何か導きや答えをもらいたいと願いました。そしてメーガンもきっと静かに過ごしたいと思ったので、私は生垣の向こうの池を見に行きました。戻ってみると、メグは膝をついて目を閉じ、墓石に手を当てて祈っていました。一緒にボートに戻る途中、メーガンに何を祈っていたのか尋ねると、『もっと物事をはっきりさせたい、そして道しるべが欲しい』と答えました」