輪島支局カメラマンも「あえのこと」
北陸朝日放送
奥能登に伝わる稲作の神事「あえのこと」。5日、輪島市や能登町で行われましたが、地震と豪雨で自らの田んぼも被害を受けた、輪島支局の小田原寛カメラマンも神事にのぞみました。 あえのことは奥能登地域の農家が田の神様をまつる神事で、ユネスコの無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に指定されています。 小田原カメラマンは、輪島市内の約5ヘクタールの田んぼでコメを作ってきました。 しかし能登半島地震で田んぼが割れ、水路が壊れたため、作付けできたのは例年の5分の1程度に。 それでも何とか秋の収穫時期を迎え、翌週から刈り取りをしようとしていた矢先に、豪雨でほとんどの稲を失いました。 小田原カメラマンは「あえのこと」の神事に合わせ、神様をもてなすごちそうを用意し、来年の稲作への願いを語りました。 被災した田んぼは復旧のめどが立っていません。 小田原カメラマンは、友人が紹介してくれた他の地区でコメ作りを考えているということです。