千葉県某所。古民家リノベ、テントサウナ……センス良すぎなDIYキャンプ場を突撃ルポ
ちょっとした飲み会やパーティもままならない今。貸し切りや会員限定など、プライベートな空間で感染リスクを回避しながら、仲間と充実した時間が過ごせる場所が人気を集めている。
そんななか「DIY系YouTuberが作った古民家キャンプ場が最高なので行ってみませんか? 手作りテントサウナもありますよ」とのお誘いが。 情報量が多く混乱したが、とりあえず自分の好物が集まっているようなので行ってみることに。
都心から電車で千葉県外房エリアに向かうこと1時間半。目的地である古民家キャンプ場「モノグサ邸(仮)」の最寄駅に着くと、オーナーの野上さんが迎えてくれた。駅からモノグサ邸へは車で10分。市街地を抜けて、民家がポツポツと点在する以外は畑や田んぼが広がるのどかな風景のなかに、それは現れた。
控えめに言って、かなりオシャレ。 細かい作りや内装のセンスも、DIYとは思えないクオリティだ。
もともと内装業なり大工仕事なりをやられていた方なのだろうと思いきや、完全に素人なのだとか。購入した古民家のリノベーションに着手するとともにYouTubeチャンネル「モノグサ古民家DIY」を立ち上げたのが2020年5月。 そこから独学で木工や内装を学んだ野上さん。一体、どんな経歴の持ち主なんだろうか。
「ずっとラガーマンだったんですよ。高校時代は日本代表にも選ばれて、大学もスポーツ推薦で入って。就職はラグビーOBの紹介で大手の飲料系企業に入って、仕事とラグビーの日々を続けていたんですが、ラグビーを引退するタイミングで辞めたんです。 それから、妻の実家があるこの千葉の外房に越してきました。
退職後のことは完全にノープランだったんですが、ウェブ関係の仕事をしながらお金を貯めて、まずは家族で使える別荘でも欲しいなーなんて考えていたときに、知人からこの物件が二束三文で売りに出ていることを教えてもらって買ったんです。 とはいえ家族で使うには外装も内装もボロボロだったので、自分で直してみようと。