25日まで愛好団体が洋ラン展 鴨川(千葉県)
県内の洋ラン栽培愛好者でつくる南房愛蘭努クラブ(高橋敏会長、30人)の「2022洋らん展」が、鴨川市奈良林の大場蘭園で開かれている。会員自慢の逸品101鉢が並び、来場者を魅了している。25日まで。 同クラブは、鴨川市内を中心とした仲間が集まり、平成8年に発足。現在は、県内各地に会員の輪を広げている。会員の栽培技術の高さは折り紙付きで、国内のランを一堂に集めた世界規模の「世界らん展」で毎年、上位入賞している会員もいる。 鴨川での展示会は、毎月の定例会で行っていた会員同士の品評を、「より多くの人に洋ランの魅力を知ってもらう機会になれば」と、12年からスタートし、会場を変えながら回を重ねている。 今回も、手塩にかけて育てている銘品や交配種などをズラリと展示。24日午後1時からは、同園の大場良一さんが出品株と栽培ポイントを説明。2時からは、アマチュアハワイアンバンド「NKバンド」のコンサートも予定されている。 市内の女性は「世界らん展と同じぐらい素晴らしいランが展示されている。近場で楽しめるのが良いですね。大場蘭園の株は、しっかりしていて、昨年購入したものが今年も花を付けてくれました」と話していた。 出陳されたランは品評され、各賞を決めた。主な受賞者は次のとおり。=敬称略 ▽会長賞=田辺茂 ▽市長賞=原タカエ ▽商工会長賞=菅谷信行 ▽観光協会長賞=田村壽英 ▽旅館組合長賞=山下有紀子 ▽ペンション組合長賞=石田孔秋 ▽大場蘭園賞=高橋敏 ▽木付け賞=松本文子 ▽ミニオーキッド賞=飯島三代子 ▽珍花部門賞=松本文子
房日新聞