詳細データあり! 夏競馬「新潟」「札幌」の種牡馬成績トップ20 過去5年の傾向では、馬券的な妙味がありそうな馬が多数
【札幌・芝】 例によってディープインパクトが最多勝だが、5位ドゥラメンテの勝率の高さが目立つ(17.8%)。ディープインパクトの半分以下の出走数ながら、勝利数はあと3勝で追いつく。 距離別成績を見ると1800mが9勝で勝率28.1%、2600mが6勝で勝率35.3%と、極めて高い数字を残している。2600mはあまりレースが組まれていいない条件だが、連対率47.1%、複勝率64.7%も驚異的な数字で、これは積極的に狙っていきたい。 6位キズナは高勝率かつ馬券的妙味が高い。22勝中10頭が4番人気以下で、重賞、特別戦も7勝している。距離は1800mが7勝で、2000mが5勝と続くが、1200mから2600mまで幅広く勝利している。性別では牝馬15勝、牡馬7勝と牝馬寄りだ。
【札幌・ダート】 勝率、馬券的妙味のバランスがいいのが4位のマジェスティックウォリアーで、勝利数は4位だが、複勝率はベスト20種牡馬の中でトップの39.5%を誇る。距離は11勝中9勝が1700m。性別は牝馬6勝、牡馬3勝と牝馬が上回っている。 出走頭数は少ないが、18位フリオーソも高勝率。2022年の1勝クラス1700mを、12番人気・単勝8370円で勝利したウインホノカの影響が大きいが、ほかにも7番人気馬による勝利や6番人気2着などもある。距離は1700mが3勝で最多。2400mは3戦と少ないものの、1勝、2着2回と連対を外していない。 以上、夏の新潟と札幌の注目種牡馬をピックアップした。今回は馬券的な妙味が高い馬が多く見つかったので、高配当を狙っていきたい。
平出貴昭●文 text & illustration by Hiraide Takaaki