「日本のリーグは今や買いあさりの場」と海外専門家が指摘 理由はズバリ「安い」=米報道
サッカー界で日本人選手による欧州での活躍が急増している背景を海外の専門家がズバリ指摘した。 米メディア「ジ・アスレチック」は、イングランドのリーグで日本人選手の増加が目立つ理由を特集。クラブの採用などについて助言するコンサルティング会社MRKTインサイツの共同設立者ティム・キーチ氏の見解を報じた。 「EU離脱後の規則により、日本のリーグは今や買いあさりの場となった。EU離脱前は、移動の自由に関するEUの規則により、日本からはフル代表選手しか獲得できず、通常のJ1リーグの選手を獲得することはできなかった」とキーチ氏はまず規則の変更を強調する。 次に「その市場から明らかな成功例がある。一発屋の選手は常にいたが、数年前、アンジェ・ポステコグルーがセルティックにやって来て、数人の日本人選手と契約したとき、セルティックは勝ち進んだ。どの市場にも固定観念があり、日本人選手に関する疑問は、彼らが英国のサッカーでプレーするのに体力的に十分かどうかだった。そして、彼らがセルティックでプレーし、タイトルを獲得するのを見てそれが証明される。ブライトンでの三笘(薫)の成功は他の例でもある」。実力的に質の高い選手が増えたことも見逃せない理由だ。 そして最後に大きい要因として金額面を挙げる。 「3つ目の要因は、比較的手頃なことだ。日本人選手の移籍金は通常、数百万(ユーロ)ではなく数十万(ユーロ)だ。日本から直接契約する選手は、他の欧州や南米諸国の選手よりも安いのが普通だ」とJリーガーは〝お買い得〟と強調した。 日本人選手の移籍金の安さはかねてJリーグ全体で懸案事項だったが、現地のプロによる見立てで改めて浮き彫りになったようだ。
東スポWEB