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加賀・前田家14代の童具足か 白銀町所蔵の母衣武者飾り

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北日本新聞

 ■高岡市立博物館が調査  高岡市白銀町自治会が所蔵する母衣(ほろ)武者飾りに、藩主と親族しか用いることができない加賀前田家の剣梅鉢紋が多数用いられており、年代から14代慶寧(よしやす)(1830~74年)の童(わらべ)具足だった可能性があることが、寄託を受けている同市立博物館の調査で分かった。同館で10月11日まで開催中の「高岡のお宝展」で展示している。  母衣武者飾りは現在、高岡御車山祭(みくるまやままつり)の際に山町とは別の市内5町で母衣宿に飾られ山車(やま)を迎えている。昭和30年代までは母衣武者行列をなし山車を先導していた。  白銀町自治会の母衣武者飾りは明治初期に加賀藩から払い下げられたもの。やや小型で、胴やこてなど14カ所に剣梅鉢紋があしらわれている。このほど、かぶと前立の龍木彫に、加賀藩御細工所の名工・武田秀平が1839(天保10)年に作ったと記す銘があるのが分かった。年代と作者などから、甲冑(かっちゅう)の専門家、長谷川孝徳北陸大教授は「慶寧所用の童具足だった可能性がある」と見解を示した。

 仁ヶ竹亮介同館副主幹学芸員は「母衣武者行列の歴史とともに、貴重な高岡の宝として伝えていきたい」と話している。

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