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タイトル獲得に王手!藤井聡太七段の対局を振り返る

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HOMINIS(ホミニス)

棋聖戦に加え王位戦でも挑戦権を獲得した藤井聡太七段。史上初の高校生タイトルホルダーどころか複数冠も見えてきた。2020年6月は将棋の歴史に残されることだろう。他にも2度目の師弟対決など話題に事欠かなかった、藤井聡太七段の対局を振り返っていこう。 ※対局予定棋士との対戦成績は藤井から見た過去の対戦成績 【写真を見る】史上最年少でのタイトル獲得に期待が高まる藤井聡太七段 ■好調の藤井七段、タイトルホルダーを目指す戦いが続く 6月20日に第33期竜王戦ランキング戦3組決勝で師匠の杉本昌隆八段と対戦。杉本は初戦から村山慈明七段、行方尚史九段、菅井竜也八段と手強いところを勝ち抜いての決勝進出だ。一方の藤井はランキング戦で6組から負けなしの19連勝中。杉本の四間飛車に藤井は急戦。駒組みから類型の少ない将棋となり、一手一手手探りの長期戦に。じりじりとした戦いだったが徐々に藤井が形勢をリード。そのまま押し切り、快勝となった。これで史上初の4期連続のランキング優勝。決勝トーナメント初戦では丸山忠久九段(初手合)と対戦する。 6月23日には第61期王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠と対戦。先手となった藤井は角換わりから珍しく早繰り銀を採用。難解な戦いが続き、一時期は時間切迫とまとめづらい陣形で苦戦を思わせたが、藤井は難なく乗り切る。ほとんど時間がない中で的確な指し手を続けて徐々にリードを奪い、最後は手堅く決めた。 これで王位戦の挑戦権も獲得。昨年史上最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位(初手合)と戦うことになった。藤井が二日制のタイトルを戦うのは初。7月1、2日には地元の愛知で七番勝負の第1局が行われ、初戦を白星で飾った。 6月25日には第79期順位戦B級2組1回戦で佐々木勇気七段と対戦。デビュー時からの連勝を止められた時以来の対戦だ。角換わり腰掛け銀から中盤藤井は銀を見捨てて踏み込む。以降は難解な読み合いを制し、しっかりと勝ちきった。連続昇級に向けてまずは白星スタート。2回戦は7月6日に橋本崇載八段(初手合)と対戦する予定。 6月28日には第91期棋聖戦五番勝負第2局で渡辺明棋聖と対戦。本局から藤井は和服を着用して対局に臨んだ。渡辺の急戦矢倉に対し、藤井は金を繰り出して力強く攻めを迎え撃つ。中盤の押し合いでリードを奪うとそのまま突き放し、終わってみれば圧勝となった。五番勝負は藤井の2連勝となり、史上最年少タイトルまであと1勝とした。第3局は7月9日に行われる。 ■第28期銀河戦、第3回AbemaTVトーナメントなどにも注目 6月23日には第28期銀河戦本戦Cブロックで郷田真隆九段との対局が放送された。矢倉から激戦となり押され気味の将棋だったが、終盤の切れ味を見せて制勝。これでブロック4連勝とし、決勝トーナメント進出まであと1勝とした。次戦は稲葉陽八段(2勝1敗)と対戦する。 第70回NHK杯将棋トーナメント、藤井は予選はシードで本戦からの登場になっている。1回戦は塚田泰明九段(初手合)と対戦。 第41回将棋日本シリーズにも出場。1回戦では菅井竜也八段(4勝2敗)と対戦する。対局は7月18日の予定。 第3回AbemaTVトーナメントは永瀬拓矢二冠、増田康宏六段と3人で団体戦に臨んだ。21日には羽生善治九段、鈴木大介九段、三枚堂達也七段のチームと対戦。藤井は大将で出場し、羽生善治九段と対戦。藤井は2連勝、チームも6勝1敗と大勝し、決勝トーナメント進出を決めた。 文=渡部壮大

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