米倉涼子 思わず涙…全力投球の“大門未知子”から感じた可能性「真っ向勝負できるような俳優に」
女優の米倉涼子(49)が6日、都内で行われた「『劇場版ドクターX』初日舞台あいさつ」に出席。 【写真】感極まって言葉を詰まらせる米倉涼子と、寄り添う内田有紀 黒のロングドレスに真っ赤なパンプス姿。米倉は同シリーズのイメージを象徴する衣装に身を包んで登場した。 2012年10月より7シリーズに渡り放送されていた連続ドラマテレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」。大学病院の医局に属さず、孤高のフリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描く。本作は、最終作となる。 「本当に最後なんです」と寂しげな表情で語り始めた米倉。「思い残すことはないのかなと思っていたんですけど、みんなと会えなくなる日が来ると思うと、少し寂しく思いますが、悔いはないです!多分…」と笑顔を交えながら胸を張った。 ともに作品を作り上げてきた仲間とは、何でも語り合える間柄。「皆さんとお会いできてうれしく思っております」と改めて仲間たちに感謝。 続けて「西田さんやここに今いらっしゃらない皆さんの力もあって12年間、米ちゃんを先頭に走ってきました。パワーを全国に届けて行けたら」と、10月17日に虚血性心疾患のため死去した俳優の西田敏行さん(享年76)の名前をあげながら感謝を伝えた麻酔科医・城之内博美役を演じた内田有紀と、ほほ笑み合う場面もあった。 新しく挑戦したいことは「真っ向勝負ができる俳優になれれば」と米倉。女優として成長を続ける。完成した本作を見て、劇中で岸部一徳演じる神原晶役からかけられた「未知子は私の誇りよ」という言葉が頭をよぎった瞬間、「遠慮とかをもっと吹き飛ばせるような俳優になれればいいのにな。私も人から誇りに思ってもらえるような人格でありたいな」と思ったと告白。女優としての思いを語る米倉の目には光るものがあった。 この日、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、遠藤憲一、田村直己監督も登壇した。 これまで応援してくれたファンへの感謝を込めて、札幌、名古屋、大阪、福岡、東京と全国を回る舞台あいさつ全国ツアーも開催する。