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コロナ禍の農家民宿、桑栽培で勝負 新商品も見据え収穫作業・一関【岩手】

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岩手日日新聞社

 一関市藤沢町藤沢字馬ノ舟で農家民宿「観樂樓(かんらくろう)」などを営む佐藤静雄さん(76)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊客の受け入れを見合わせる一方、県内外の消費者らに愛顧されている桑茶などの出荷へ向けて、今季も桑を栽培、収穫し、新商品の開発などに意欲を見せている。  佐藤さんは現地で農家民宿やフラワーガーデン、どぶろく工房を営み、地域の観光振興などに一役買ってきたが、2020年になって宿泊客の受け入れを見合わせ、政府の観光支援事業「GoToトラベル」キャンペーンにも慎重な姿勢を示しているほか、フラワーガーデンでも春恒例の誘客イベントを中止した。  そんな中で、例年通りに続けているのが桑の栽培だ。遊休農地を利活用して10年ほど前に始め、収穫した桑をお茶やパウダー、うどん、甘酒に加工して販売し、好評を博している。今季も隣接する桑畑15アールで栽培し、16、23の両日に近隣住民らの協力を得て収穫した。  長さ1メートルほどに刈り取った桑から葉を丁寧に取って袋詰めした後、1次加工を委託している北上市の業者へ搬入。今後、同町の障害福祉サービス事業所ワークジョイふじの実でパウダーに、盛岡市の業者でお茶に2次加工する。  このうちパウダーは「縄文桑茶パウダー」として市販されるほかに、佐藤さんがどぶろく工房で手造りしている甘酒などに使用する。  佐藤さんは「桑は丈夫で日照不足や猛暑の影響も受けず、一定した品質の葉を収穫できた。健康志向の消費者ニーズに応じた商品開発へ向け、東京や仙台からの需要もある。他にもどんどん声を掛け、関心を持ってもらい、新商品開発などにつなげていきたい」と意欲を見せている。

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