鋸南 ロケ地で機運高まる 11日に封切り 映画で 「三国志」関連図書コーナーも(千葉県)
今から1800年前の中華統一を巡る群雄割拠のドラマ「三国志」。これまで数々の映画になったが、11日に封切られた「新解釈・三國志」は、鋸南町などで撮影が行われており、地元でもその人気が広がっている。鋸南町中央公民館では、三国志関連の図書コーナーが設けられ、映画ヒットへの期待が高まる。
映画は劉備(りゅうび)を大泉洋、曹操(そうそう)を小栗旬が演じた他、周瑜(しゅうゆ)を賀来賢人、黄夫人を橋本環奈らが演じ、天下無双のエンターテインメントに仕上がった。脚本・監督は福田雄一で、「オールスターが全員集合」(制作側)の状態になっている。
県内の主な撮影地は鋸南町と君津市。鋸南町では、町所有の広大な採石場跡地を使い、行軍や合戦シーンが撮影されている。
県フィルムコミッションでは、撮影が県内であったことをPRしようと、ロケ地周辺の名所や史跡を巡るパンフレットを作製している。
特別衣装展は27日まで、千葉市のペリエ千葉(JR千葉ステーションビル)6階エレベーター前と、「T・ジョイ蘇我」で行われている。
鋸南町では、「三国志書籍コーナー」が中央公民館に設置され、県東部図書館の蔵書44冊、町の蔵書8冊が貸し出される。開設は1月17日まで。同町内在住、在勤者なら借りることができる。
房日新聞