ChromebookのキーボードにAI専用キーが搭載されたよ
リアルタイム翻訳や文字起こしもできる
Lenovoから近日発売予定の「Lenovo Chromebook Duet 11-inch convertible」にもGoogleの生成AI、Geminiが搭載されますが、こちらにはQuick Insertキーはありません。ランチャーキーを押しながらFを押すことで起動できます。 Zoom通話やビデオ、音声をリアルタイムで翻訳できる新しいライブ翻訳機能が使用できます。デモによると、最も正確で高速な翻訳とは言えないかもしれませんが、いざというときには役立つでしょう。 また、音声を文字起こしを作成できる新しいレコーダーアプリもあるようです。この機能はオフラインのデバイス上で実行されますが、Geminiやその他のAI機能にはインターネット接続が必要。Help me writeのほかにHelp me readという機能もあり、 右クリックするとPDFや記事、Webページなどの内容を要約できます。これらは、GoogleのNotebookLMにすでに備わっている機能と基本的に同じですね。
Gemini搭載のPCがデフォになりそう
Googleはアプリ全体でAI機能を倍増させていますが、新しいChromebookのアップデートにより、GeminiはChromeOSにさらに定着したと言えるでしょう。これまで、Geminiのアイコン表示は Chromebook Plusモデルに限定されていましたが、現在はすべてのChromebookに青い星のGeminiアイコンが表示されるようになりました。 新しいChromebook Plusモデルでは、引き続き12か月間の「Google One AIプレミアム プラン」が提供されます。なお通常モデルでは、月額2,900円のAIプレミアムプラン(2TB)を3か月間無料で利用できるとのこと。 もう一度言いますが、筆者は必ずしもAIに結びついていないChromebookの新機能により魅力を感じています。ChromeOSには、Chromebookで最後に使用したアプリを表示するWelcome Recapなど、UIにいくつかの改善が見られます。iOSのように、通知やその他の邪魔なものを制限する「フォーカス」モードもあります。時間制限や音楽プレイリストを選択して設定することも可能です。
高橋真紀