特別なトワイライト終了 大阪駅で最後の雄姿にファン大声援
特別なトワイライト終了 大阪駅で最後の雄姿にファン大声援 THEPAGE大阪
ありがとう、特別なトワイライト──。JR西日本は22日、昨年3月に約26年にわたる定期運転を終えた豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」を、同5月から専用団体臨時列車として運行していた「特別なトワイライト」の運行を終了。最後の雄姿をみようと大阪駅には多くのファンがつめかけ、回送列車として同駅を出発する車両にむかって「ありがとう」と大声援を贈っていた。
定員を40人という「特別感のある列車」として昨年から運行
同社によると、この列車の客室編成は、昨年3月までの運行で人気の高かった「スイート」「ロイヤル」だけとなっており、これに食堂車やサロンカーも組み合わせ、定員を40人という「特別感のある列車」として、昨年5月から運行してきた。 また、車内サービスは、従来のフランス料理などの食事をグレードアップしたものに変え、さらに著名なブーランジェ、パティシエがプロデュースしたオリジナルのパンやデザートも用意されるなどし、引き続き人気を得ていた。
最後はトワイライト関係者とファンが記念撮影
最後の運行を終え、同日午後3時45分に大阪駅に到着。最後の客を代表した東京都の夫婦が記念品などを受け取り、同列車乗務員にも花束が贈られた。 そして、約5分後に回送列車として出発。大きな警笛を鳴らすと、駅にいた多くのトワイライトファンから「ありがとう」「忘れないよー」といった大声援と拍手、そしてシャッター音が響き渡るなど、にぎやかな形で送り出された。 神戸市から来たという20代の男性は「きょうはこのためにバイトを休んできました。けど、その甲斐がありました。最後の雄姿を見られて最高ですよほんまに」とうれしそうに話し、撮影した写真を満足そうに眺めていた。