全国的に水道料金が値上げ傾向!家計にじわっと効く節水習慣6選「食器の漬け置き洗い、残り湯洗濯」の間違いを家事アドバイザーが指南
【1】パスタをゆでるときは「たっぷりのお湯」は不要な場合も
調理の工程で出てくる“ゆでる”という作業。何も考えずに大きな鍋いっぱいに水を注いだ中でゆでているともったいない。それを少量の水でゆでる習慣に変えるだけで水道料金の節約につながります。 食材によっては、大きな鍋にたっぷりのお湯でゆでることでおいしくなるものもありますが、その違いが分からない程度であれば少ない水でゆでることをおすすめします。毎日のことなので、これを習慣づけると差は大きく出てきます。
【2】野菜は電子レンジ加熱とゆでるを使い分けて水道光熱費を節約
食材を加熱する際、迷わずゆでているのであれば、電子レンジでの加熱も検討してください。食材によっては電子レンジ加熱のほうがエネルギー全体で考えると省エネで加熱できるものもあるのです。 例えば副菜にブロッコリーを添えたいとき、水を沸騰させてお湯にし、その後に数分間ゆでるとそれだけの熱量が必要ですが、電子レンジ加熱なら1分前後の加熱で済むこともあります(加熱する量によって変わります)。 水溶性のビタミンはゆでると流出してしまいますが、電子レンジ加熱であればそれも防げるので、水道料金の節約と栄養流出を防ぐ一石二鳥にもなりますね。
【3】食後の食器はすべて“洗い桶”に漬けてはいけない
どうしても避けられない食器洗いですが、いくつかの節約方法があります。 シンクに置いている水をはった洗い桶に、食後の食器をとりあえず入れておくという光景は別に珍しいものではないでしょう。しかしこれが水の無駄づかいにつながっていることも…。 水の中に漬けることで、汚れていなかった食器の裏側まで水に溶けた汚れがついてしまい洗う工程が増えるからです。 たしかにご飯茶碗は、水に漬けたほうが汚れが落ちやすいので、この場合はご飯茶碗の中だけに水を入れてしばらく置いてから洗うようにします。 それ以外の食器は、ソースがべったりついたような食器であればヘラで汚れをゴミ箱に入れてその後に食器洗いするなどで、洗うべき汚れている場所を最小限にすることができます。 洗い桶を使うのであれば、洗剤をつけたスポンジで洗った泡だらけの食器を、水をいれた洗い桶に入れていくパターンがおすすめ。洗い桶の中で大まかな泡を落とすことができるので、最後に少量の水で流すだけで洗うことができます。