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【井口基史のスカウティングレポート】2020-21シーズン・各チームの現在地は?(東地区)

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バスケットボールキング

バスケットボールレポーターとして人気の高い井口基史氏の経歴は非常に興味深い。なぜなら氏のプロフィールにあるように「スカウト・通訳・GM・クラブ代表まで経験」しているからだ。開幕を目前に控えた各クラブの現在地はどこなのか? 今シーズンの各クラブの注目すべきポイントはどこなのか? クラブの裏事情を知る井口氏だからこそできるレポートを、東西2地区に分けてお届けする。 文=井口基史 [東地区]

レバンガ北海道 「アフター折茂とは言わせない」

 日本バスケットボール界の象徴、折茂武彦引退の事実は変わらない。ココから先の歴史は自分たち次第だ。業界のビッグテーマだった橋本竜馬戦争を制し、戦う決意を示したレバンガも、with竜馬で2シーズン目。やはり道民は道民に託すのが筋なのか。北海道出身の宮永雄太氏がヘッドコーチとしてレバンガとB1に帰ってくる。横浜からは牧選手、京都から玉木選手、富山から葛原選手を獲得と、宮永HCがチームに求めるものはハングリーさか。怪我明けの牧選手が、プレイできることを証明したい気持ちは想像でき、玉木選手が北海道にサイズとエナジーを与え、葛原選手がハッスルとスコアをもたらす事ができれば、試合終了後には祝杯のため、きたえーるからススキノまで緑の列が並ぶだろう。  いずれの選手もプレイタイムを渇望していたことは、旧所属チームでの活躍から見ても明らかで、そこにレラカムイ北海道時代にリーグにインパクトを残した、ジャワッド・ウィリアムスというコート内外で代えがたい安定を得つつ、アフター折茂と言わせない陣容を北の大地から鳴り響かせることができるか。あと今でも折茂さんが練習にフル参加しているのではないかと、念のためにシーズン前に確認が必要かもしれない。

秋田ノーザンハピネッツ 「50パーセントピンクで打開せよ」

 JR秋田駅東口の再開発事業の一環として、駅から徒歩約5分の距離に「秋田ノーザンゲートスクエア」という新しい専用施設を手に入れられたことは、クラブの歴史にとって大きな1ページだ。この効果をバスケで表現出来るようになるには、時間が掛かるかもしれないが、すぐに体感できそうなのはクラブ全体の一体感だ。練習施設とクラブオフィスが同居するという、一見当たり前のようで日本では当たり前ではない環境により、“THIS GAME”にかけるハート、熱量、情報の鮮度はすぐにアップグレードできるだろう。この効果は外から見るより、意外と大きいことを証明し、日本バスケ発展のためにはこのような環境整備が必要だ!と、ぜひ秋田から全国へ発信してほしい。  何よりコロナで痛いのは、普段100パーセントクレイジーピンクと共に戦ってきたチームが、今シーズンは50パーセントピンクになりそうなことだ。残り50パーセントをこの新環境が与えてくれる部分で補完できれば、100パーセントクレイジーの部分はほぼ維持できそうだ。唯一気になるのは2年連続リーグ最多の平均ファール数。スティールもリーグ1位とあるだけに、リスクを冒しつつスティール1位を得たとも捉えられるが、ファールの数をケアしながら、再びスティール1位をもぎ取れば、さらに強烈なホームピンクアドバンテージが完成するだろう。

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