プロテスト合格者5人が最終QTのボーダーライン突破 吉田鈴「シードを」
◇国内女子◇QTファイナルステージ 最終日(29日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72) 【画像】今年のプロテストに合格した26人 11月のプロテストに合格した26人のうち、今週の最終予選会に参加したのは18人。来季の第1回リランキングまでの出場権確保の目安(今季実績による)となる37位までには5人が入った。 最上位の通算2アンダー6位で終えたのは23歳の永田加奈恵。徳永歩が14位、2日目にホールインワンを達成した入谷響が18位、米ツアー選手の吉田優利を姉に持つ吉田鈴が36位、荒木優奈が37位に滑り込み、開幕をレギュラーツアーで迎えられる見通しとなった。 吉田はルーキーイヤーに向け、「もともとショットメーカーなんでいいところを伸ばすのと、決めなきゃいけないパッティングを1発で決める練習をしたいなと思います。まずはシードを獲得したい」と話した。翌年のフルシード獲得となるメルセデスランキング50位以内のフィニッシュを目指す。
4月の下部ツアー「大王海運レディスオープン」でアマチュア優勝を果たした都玲華は17位タイから「77」と落として53位。プロテストを1位で合格し、1次予選会を免除されていた寺岡沙弥香は54位、同じく元ナショナルチームメンバーの六車日那乃は66位に沈んだ。 寺岡は来季の出場機会がより限定される結果に「残念です」と表情を曇らせた。「もうちょっと体幹を鍛えないと。(プロ)テストよりは気楽にできたけれど、普通にコースにやられた感じです」と反省の言葉を並べた。(静岡県袋井市/松島流星) ※順位がタイの場合は「FRのスコア→3Rのスコア→2Rのスコア→FRの18番ホールからのカウントバック」により順位を決定される。 <プロテスト合格者のQTランキング/最終QT出場者> 永田加奈恵(6位)、徳永歩(14位)、入谷響(18位)、吉田鈴(36位)、荒木優奈(37位)、手束雅(42位)、都玲華(53位)、寺岡沙弥香(54位)、六車日那乃(66位)、山下心暖(68位)、中村心(74位)、古家翔香(79位)、大久保柚季(85位)、平塚新夢(86位)、西澤歩未(91位)、前田羚菜(93位)、福田萌維(98位)、加藤麗奈(3R開始前に棄権)