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ミラノの有力ギャラリー、ニルファーのオーナーが自宅を披露 巣ごもり生活はテラスで楽しむ

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WWD JAPAN.com

WWD:お気に入りの部屋は?その理由は?

ヤシャー:家の角にある私のワードローブ。なぜなら守られていると感じるし、空想にふけりたい時にこもる場所だから。この部屋全体に、私が心から愛する「プラダ(PRADA)」の古代遺跡(ANTICHE ROVINE)素材が施されている。これはミウッチャ・プラダ(MIuccia Prada)が2013年に、17世紀に建てられたパリの個人邸宅で私行った展覧会「スポット」のために提供してくれた。展覧会が終わって、すっかりこの素材を気に入ってしまったので自宅に持ち帰ってワードローブのドア全体に使い、読書ができる小さな場所をその片隅に作った。そこでは「ニルファー」のコレクションの中で私が大切にしているアンティークカーペットや、オットー・シュルツ(Otto Sxchulz)によるアームチェア、ジオ・ポンティ(Gio Ponti)による小さなコーヒーテーブル、ハンス・アウネ・ヤコブソン(Hans Agne Jakobsson)のものなどを置いていて、素材と色彩的調和を保っている。

WWD:快適な環境づくりおける最も大切なことは?

ヤシャー:それぞれの人の個性と必要を反映した環境であること。今、家で過ごす時間が長いので、部屋のオブジェの位置を変えたりして新たな家庭環境をつくるいい機会だ。

自身の空間を自分らしくすればするほど、穏やかな気持ちで過ごせる。私は、家具と異なる文化や時代のデザインを組み合わせて意外性のある空間をつくるのが理想だ。

WWD:新型コロナウイルスは人々の生活にどのような変化をもたらしたか?

ヤシャー:このような状況で、世界はビデオなどデジタルやテクノロジーを駆使した新しいツールを通じて外の世界とつながることができると分かり始めた。これが新型コロナウイルス終息後の新しい波となるだろう。人々はかつて考えていなかった多くのことができると分かった。それは物理的ではないが、人々を近づける方法だ。重要なのは、ロックダウン後に企業がビルやオフィスに多くの費用を使っているが、それら多くが無意味になるだろうということ。さらにスマートワーク化が進むだろう。これは地球規模の環境汚染を考える上ではよいことだ。車を使う人も減るだろうし、2時間かけて通勤する人も減るだろう。人々のライフスタイルはより質の高いものに変わるはずだ。自宅で仕事をし、趣味をはじめ、ロックダウンで発見した自身にとってプラスになることに時間を多く使えるようになる。

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