宇佐美不在に奮起も実らず。G大阪DF中谷進之介が落胆「今年は彼の力で上に来れていたので…」
ガンバ大阪のDF中谷進之介が、ヴィッセル神戸との決勝での敗戦に肩を落とした。 G大阪は23日、天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会決勝で神戸と対戦。71年ぶりの関西勢対決で主将・宇佐美貴史が負傷により欠場した中、前半は国内リーグ戦で首位を走る相手に決定機らしい決定機を作らせず。だが、64分に一瞬の隙から神戸に先制点を与えてしまうと、攻勢に転じるも最後まで追いつくことができず、0-1で敗戦。2015年度以来の優勝は叶わなかった。 【動画】宮代大聖がG大阪の堅守破る決勝弾! ワンチャンスをモノにされた。そんな試合内容だったが、中谷は「逆に言えば、それが神戸の狙いだったと思います。良い展開の中で得点が取れないと(神戸は)勝負強さを持っているので、それにやられたかなという印象です」と振り返る。 特に前半戦は神戸に自由を与えなかった。これには中谷も手応えを示すも、「ただ、負けたら本当に何も残らないというのは改めて痛感したなというのはあります」と敗戦を悔やんだ。 今季もチームキャプテンを務め、ここまで公式戦39試合13ゴール9アシストでチームを牽引してきた宇佐美の不在は少なからずあっただろう。中谷も「それはもちろん大きいものはあると思います。今年は本当に彼の力ですごく上に来れていたので」と認める。 その後、「ただ、僕らは貴史くんのためにというか、プレーしたくてもできないこの選手のために仲間のためにという言葉が今日ほど似合う時はないというか、そういう時なんじゃないかなと思いましたけど、ただただ力不足だと思います」と落胆。「夏以降、貴史くん以外で得点を取れる人がいないというところ、それはもうチームとして明確にあったし、 改めてその課題は出たかなっていうのはあります」とエース以外の得点源不足を嘆いた。