【広島好き】躍進した若鯉たち 広島東洋カープ・坂倉将吾 捕手 「勝利に直結するポジションの責任感」
2020シーズン、一軍に欠かせない選手として急成長を遂げた4年目の坂倉将吾捕手。今季は初めてシーズンを通して一軍に帯同。打率.287、本塁打3、打点26をマークした。自己最多の81試合に出場し、打てる捕手として大きく飛躍。来シーズンから今季で現役を引退した石原慶幸氏の背番号「31」を継承し、更なる活躍に期待が高まる若鯉だ。 大きく飛躍した今シーズンを振り返り、「石原慶幸さんから受けたアドバイス」「捕手として大事にしていること」などを語ってもらった。
―― 充実した表情をされています。 (坂倉)そうですね。初めて1年間、フルで一軍に帯同できたので良かったと思っています。
―― 2020シーズンを振り返っていかがですか? (坂倉)ケガなく終われたことが、1年間出られた最大の要因だと思います。その中で使ってもらえる場面がすごく増えたので良かったです。
―― キャンプからキャッチャー、スタメンマスクというところにこだわっていたと思いますが・・・。 (坂倉)とにかく、キャッチャーで出たいという思いでやっていました。その結果、47試合先発で出られたことはすごく良かったと思っています。
―― どんなことを意識していましたか? (坂倉)初めてでしたし、周囲の人に相談したり、聞いたり。自分でも予習・復習して、本当に色々やったと思います。
―― アドバイスを貰った1人がユニフォームを脱いだ石原慶幸さんだと思いますが、石原さんはどんな存在でしたか? (坂倉)聞いたら何でも答えてくれるし、ベンチでも試合中でも声をかけていただきました。前半戦は打たれることが多くて、すぐパニックになっていたので、「パニクってんじゃねえ!」と声をかけてもらいながらやっていましたね。 「打たれる、打たれない、いずれにしても必ず自分で考えて配球しなさい」と言われていました。そうしないと自分の実にならないし、覚えていかないから。「とにかく考えて、パニックになってもいいから、考えて考えて試合をしなさい」と言われていたので、それは一番印象に残っています