嘉陽が7勝目 特製の座布団持ち込み車移動も「快眠です」 “4度寝”効果で千秋楽での勝ち越しへ
◆大相撲 ▽九州場所14日目(23日・福岡国際センター) 西十両3枚目・嘉陽(中村)が、東十両9枚目・大奄美(追手風)を肩透かしで下し、7勝目を挙げた。「体が動いていた。とっさです」と笑顔で振り返った。勝ち越しを懸けて臨む千秋楽へ向けては「星が五分なので、初日だと思って頑張る」と意気込んだ。 東京・墨田区の中村部屋は両国国技館から徒歩3分の距離に位置する。ご近所さんということもあり、東京開催時は場所入りする15分前に起床し、朝稽古と昼食を挟んで“3度寝”をしていた。 今場所は佐賀・鳥栖市に宿舎を構えるが、「東京と同じようにしてリズムを崩さないように」と、車での移動には特製の座布団を持ち込み。腰に負担のかからない体勢で「移動中も快眠です」と、場所入りギリギリまで寝ているという。今場所は朝稽古、昼食、宿舎を出発するタイミングを挟み“4度寝”を経ての場所入りとなっており、残り1番も睡眠十分で給金直しといく。 ◆九州場所の嘉陽の主な就寝から場所入りまでの流れ 0~1時 就寝 7時半 起床のち特製スムージー 8時 朝稽古 9時 朝寝? 10時半 昼食後に昼寝 11時50分 起床 12時15分 宿舎を出発、車内で睡眠 13時ごろ 場所入り
報知新聞社