ワタミ、主幹業態を焼肉に転換 22年3月期末までに120店舗出店
ワタミは5日、本社のある大鳥居駅前に新たなメーンブランド「焼肉の和民」の1号店をオープンした。今後、居酒屋業態からの転換を加速させ、22年3月期末までに120店舗、5年で400店舗の出店を計画している。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、新たな生活様式のもとで順次、居酒屋店舗から「焼肉の和民」へと転換を進める。駅前好立地を強みとした焼肉事業を居酒屋業態に変わる主幹事業と位置付け展開する。 「焼肉の和民」では、独自開発したオリジナルのブランド和牛「和民和牛」を提供。牛本来のうま味やアミノ酸が豊富に含まれる一方、低脂肪で低カロリーのヘルシーさを特徴としている。ワタミグループの圧倒的な仕入れ力と生産性向上により、値段を気にせず楽しめる「食べ放題コース」(2880円、3480円、4380円)を用意。単品メニューの「ワタミカルビ」は同店の看板メニューとし、390円という低価格で提供する。 焼肉以外にもラーメンや各種サラダ、デザートなどサイドメニューが充実。アルコールなどのドリンク類も全80種類を用意しており、「和民」のDNAを受け継いだ。 ニューノーマル時代の非接触型飲食店として、料理配膳ロボットを導入。ロボットは配膳と下げ膳を担当する。従業員との接触率を大幅に削減し、従来の居酒屋業態と比べ約80%減まで接触率を抑えた。また最新の排煙・空調設備の導入により、3分に1回の空気の完全入れ替えも実施している。なお、同日には横浜店も開店した。