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専門家が警告! COVID-19よりさらに破壊的 パンデミックを防ぐカギは「生活様式の見直し」に

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ハーパーズ バザー・オンライン

先日、4人の学者たちが、私たちが野生生物や環境との付き合い方を根本的に見直さない限り、将来もパンデミックは起こり得ると議論した。そして、将来は大流行がもっと頻繁に起こり、より急速に拡大し新型コロナウイルス感染症(COVID-19)よりもっと多くの死者が出ると主張している。 【写真】エピデミックとの違いは? パンデミックについて知っておきたいこと 「大規模な森林破壊、農業の野放し状態の拡大、集約農業、採掘、インフラの発達だけでなく野生種の搾取が、野生生物からヒトへ病気が波及する“最悪の状況“を作り出した」と、彼らは主張。 「だが、これは単なる始まりに過ぎない。動物からヒトに感染する病気によって、すでに毎年およそ70万人の死者が出ていると推測されているが、将来パンデミックが起こる可能性は膨大だ。哺乳類や水鳥にはヒトに感染すると未確認のウイルスがまだ170万種も存在すると考えられている。このうちの1種でも次の“X病”になれば、COVID-19よりさらに破壊的で死を招くものになる可能性がある」 『Covid-19 Stimulus Measures Must Save Lives, Protect Livelihoods, and Safeguard Nature to Reduce the Risk of Future Pandemics(Covid-19の景気刺激策は将来のパンデミックのリスクを減らすために命を救い、暮らしを守り、自然を保護するものであるべき)」と題されたこの論文は、政府間組織『The Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services(IPBES=生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)』に掲載されたもので、たちまち国際メディアで取り上げられた。

ここでは特に予兆的なスタンスが取られている。しかし、恐ろしい予言をしているのはこの組織だけではない。4月にスタンフォード大学が発行した論文では、動物からヒトに感染するウイルスが深刻な結果をもたらすケースは、「人間が自然環境を農地に転用し続けているため、より一般化すると思われる」と、述べていた。 相互に接続した世界に住んでいるということは、人々に紛れ込むウイルスはどれにも“翼“があり、与える影響も大きいことを意味する。つまり、私たちがすでに目の当たりにしたように、ヒトの体を宿主にして、例えば南米からニュージーランドまで1日もかからずにやすやすと到達し、新しい感染症が起こるのだ。 では、こうした恐ろしい予測をどう判断すべきなのだろうか? イギリス、レディング大学で生態系モデルの講師を務めるマニュエラ・ゴンザレス=スアレス(Manuela Gonzalez-Suarez)博士と、イギリス、ヨーク大学の生物学教授で、Leverhulman Centre for Anthropocene Biodiversityの学際ディレクター、クリス・D.・トーマス(Chris D. Thomas)教授の専門家2人が考えをシェアしてくれた。

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