たき火が空き家へ、しかも水がない…通りかかりの78歳が機転 「あぜ焼き」の経験生かし延焼防ぐ
さつま町消防本部は11日、適切な初期消火で空き家への延焼を防いだとして、同町求名の四位稔さん(78)に感謝状を贈った。周囲に水がなかったため、機転を利かし、切り落とした木の枝で火をたたいて消したという。 【写真】感謝状を受け取る四位稔さん
贈呈式は町消防本部であり、四位さんは「田んぼのあぜ焼きでは昔から木の枝を使って延焼を防いできた。経験を生かして消火できて良かった」と話した。 同署などによると、四位さんは近くの山林を車で走っていた3月16日午後2時半ごろ、たき火が空き家近くまで燃え広がっているのを発見。1人で消火にあたった。
南日本新聞 | 鹿児島