JR西日本、3月15日ダイヤ改正。「のぞみ」指定席拡大、新大阪~桜島に「エキスポライナー」を運行
JR西日本は、2025年3月15日にダイヤ改正を実施する。ここでは主な改正ポイントについて記述する。 【画像】時間帯別の「のぞみ」「みずほ」「さくら」の運転可能本数 新幹線「のぞみ」では、全列車で3号車を指定席に変更する。これにより普通車指定席は11両、自由席は2両となる。また、N700Sで毎日運転する「のぞみ」についてはすべてビジネスブースを設置した車両での運転とする。さらに、「のぞみ」以外も含めた16両編成の全列車で、奇数号車(11号車を除く)の2か所のトイレのうち1か所を女性専用とする。 このほか、鹿児島中央駅を6時ちょうどに発車し、新大阪駅に9時59分に到着する臨時の「さくら」を設定し、時間帯により臨時「のぞみ」「かがやき」も増発する。 在来線特急列車では、奈良方面への臨時列車として運転していた「まほろば」を土休日運転の定期列車に変更し、平日の「らくラクやまと」は新たに八尾駅と柏原駅に停車するようになる。またJR神戸線の「らくラクはりま」を1往復増発するほか、JR宝塚線「こうのとり」の停車駅に川西池田駅と中山寺駅を追加する。「うずしお」については全列車を高松駅~徳島駅間の運転とし、岡山駅までの乗り入れを終了する。 なお、「まほろば」では4月以降にリニューアル車両2編成を導入することも発表している。第1弾の「安寧」は4月5日、第2弾の「悠久」は秋ごろ運行を開始する予定で、車内Wi-Fiやコンセント・荷物スペースの設置、車椅子スペースの拡大を行なった車両となる。 万博輸送としては、会場までのシャトルバスが発着する桜島駅と新大阪駅の間を結ぶ「エキスポライナー」を下り14本・上り12本設定し、大阪環状線・JRゆめ咲線・阪和線の快速・普通列車も増発する。 このほか在来線では、以前に発表したとおり琵琶湖線・JR京都線・嵯峨野線・JR宝塚線で指定席「快速 うれしート」を新たに設定。既存の一部線区でも設定列車を増やす。広島エリアでは広島駅ビル「ミナモア」の開業に先立ち、昼間時間帯を中心に列車を増発する。
トラベル Watch,編集部:町田莞太