英国王室の子どもたちにつけられた珍しい名前とその由来
ファーストネームが“広い草原”を意味するサバンナ・フィリップスや、全員頭文字が“A”で始まるオランダ王室三姉妹など、珍しい名前を持つ各国のロイヤルキッズやロイヤルメンバーをご紹介。
アーチー・ハリソン(Archie Harrison)
2019年5月6日、世間が固唾をのんで見守るなか、イギリス王室ヘンリー王子とメーガン妃の第1子・男児が誕生。 世間では男の子なら「アーサー」や「ジェームス」、「エドワード」などの名前が予想されていたが、サセックス公爵夫妻が発表したベビーのファーストネームは、イギリス王室では前例のない「アーチー(Archie)」だった。この「アーチー」という名前はイギリスで一般的には人気の名前で、「非常に勇敢な」という意味があるという。王室記者のキャロリン・デュラン氏とオーミッド・スコビー氏によるサセックス公爵夫妻の伝記『Finding Freedom(原題)』によると、夫妻がベビーの名前を決めたのは生まれる直前だったそう。 ちなみにミドルネームの「ハリソン(Harrison)」はハリー(ヘンリー)の息子という意味だ。
サバンナ・フィリップス(Savannah Phillips)
2010年、第1子・女児を授かったアン王女の息子ピーター・フィリップスと妻オータムはイギリス王室の伝統を破り、エリザベス女王の初ひ孫となるベビーをサバンナ(Savannah)と命名した。サバンナはイギリスでは認知されつつある名前だけど、珍しい名前の一つであり、「広大な草原」以外に特に意味はないという。
アイラ・フィリップス(Isla Phillips)
ピーター & オータム・フィリップス夫妻は土地や景観を表す言葉がお好き? 2012年3月に2人の第2子となる女児が誕生したときには、今度はアイラ(Isla)とネーミング。この名前は「島」を表すアイランド(Island)に由来するものだ。
ユージェニー王女(Princess Eugenie)
イギリス王室アンドルー王子とセーラ妃の次女、ユージェニー王女。1990年当時、驚きを持って迎えられた彼女の名前はヴィクトリア女王の孫娘、ヴィクトリア・ユージェニー・オブ・バッテンバーグにちなむものだと言われており、人気名付けサイト「Name Berry」によると、ギリシャに起源する「良い生まれの、高貴な」の意味を持つ名前だそう。 ユージェニー王女は今年9月に夫ジャック・ブルックスバンクとの間に第1子を授かったことを発表。ベビーにどんな名前が授けられるのか、いまから興味津々だ。
ザラ・ティンダル(Zara Tindall)
人気名付けサイト「Name Berry」によると、「ザラ(Zara)」はアラビアに起源する「咲き誇る花」を意味する名前だ。1981年、エリザベス女王の娘アン王女は王室の慣習を破り、娘にこのエキゾチックな名前を付けた。これによって、ザラという名前はたちまち上流階級のステータスを得ることに。