【次回注目馬】マテンロウドリームは根性あり 酒井学騎手「1800メートルでも良さそう」
◆マテンロウドリーム(2月20日、阪神4R・3歳新馬、ダート1400メートル=4着) コースで長めから3本、坂路も併用して1か月じっくり乗り込まれたが、パドックでは太く映った。レースは馬群で気合をつけられながら、4角では激しく手が動いて万事休すかと思われたが、直線に向いてバラけると、しっかり伸びて4着に上がった。 酒井騎手は「先週の追い切りに乗って、感触をつかんでいました。1400メートルは忙しいかなと思っていたけど、次を考えて出して行き、思いのほか対応してくれました。キックバックを嫌がってフワッとして、3~4角では手応えが悪くなりましたが、直線に向いてバラけると、グッと(ハミを)かみ直してくれました。上積みがありそうだし、次は1800メートルでもいいかもしれません」と丁寧に解説した。 最終追い切りも体を持て余してはいたが、吹雪の中、単走でも最後まで伸びていたように根性がある。まだ不器用で、現状はワンターンの府中1600メートルあたりがベストかも知れないが、暖かくなり体が絞れて動けるようになれば、コーナー4つの1800メートルでも楽しみだ。(玉木 宏征)
報知新聞社