「生活費をもらって別居すればいい」は大間違い!…夫婦仲がピンチな時ほど「慎重に」行動しなければならないワケ
夫婦関係がピンチのときほど慎重に
また、夫婦関係がピンチのときほど「別居」には慎重になったほうがいいと思います。 もちろん、一時的に家を出て頭を冷やすことで、仲直りできることもあります。 ただ、一定期間(目安として5年)別居していると、裁判所では「事実上の破綻状態」とみなされる可能性があります。そうなると、離婚を勧告されたり、判決で離婚が決まることもあります。 生活費を負担する側にとって、「別居中の妻」の存在は損でしかありません。正式に離婚して生活費の支払いを止めるほうが得です。 「生活費だけもらって別居」が成立するほど、世の中甘くはありません。別居を検討してもいいのは「いつでも離婚してOK」という場合に限ります。 「食洗機離婚」のケースでは、離婚したい気持ちはあるものの、専業主婦で、子どももいるため、経済的に自立して離婚できる状態ではありませんでした。 離婚できないなら、なんとか夫婦関係を改善するしかありません。 『「自分の機嫌を取ること」が夫婦関係改善の鍵!?…“離婚寸前”から“ラブラブ”方向へ持っていくための「意外な」方法』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
【関連記事】
- 【つづきを読む】「自分の機嫌を取ること」が夫婦関係改善の鍵!?…“離婚寸前”から“ラブラブ”方向へ持っていくための「意外な」方法
- 【前回の記事を読む】夫「妻の段取りが悪い」妻「夫の怒りに納得できない」…「改善すべき点」を受け入れられない相談女性の「頑なな態度」
- 【はじめから読む】「夫のちょっとした行動が許せない」→「まさか離婚話にまでなるなんて」…「結婚20年」に隠れた《熟年離婚》のワナ
- 「上から目線」な上に「段取りが悪い」…夫が「食洗機がうるさい」と怒った背景にある夫婦間の「学歴格差」
- 離婚寸前だったのに『たったこれだけ』で夫婦関係改善!?…離婚カウンセラーが教える「好感度がUPするコミュニケーション」のコツとは