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貨物で業績上がり…2大航空会社、第2四半期は黒字の見通し

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ハンギョレ新聞

国際線貨物輸送の需要集中し 運賃も年始に比べ2倍以上急騰 旅客需要の回復は期待できないが、新たな翼に 大韓航空「座席にも荷物積む」 アシアナ、第2四半期に史上最大の利益あげる見通し

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で大打撃を受けた大手航空会社が、第2四半期に黒字に転じるという見通しが続々と示されている。旅客需要が例年水準を回復するのはまだ期待できないが、意外にも貨物運送が翼を与えたからだ。8日に発表された仁川国際空港の「5月の国際線貨物運送量」によると、全体の運送量は21万9772トンで、昨年5月(22万8955トン)に比べて4%減少した。しかし同期間中、大韓航空とアシアナ航空の貨物運送量はそれぞれ13.5%と4.3%ずつむしろ増加した。全体規模はやや縮小したものの、2大航空会社の貨物輸送量は拡大したのだ。国際線の旅客数が昨年5月比98.1%減少したことを考えると、貨物運送がこれらの航空会社にとって頼みの綱となったといえる。韓国投資証券のチェ・ゴウン研究員は「大韓航空とアシアナ航空は貨物売り上げの割合が全世界的にも最も高い方であり、地理的利点まで加わって、輸送量が増加した」とし、「国内大型航空会社に貨物の反射利益が集中している」と説明した。  特に、物流量の増加よりも目を引くのは、急激な運賃の高騰だ。COVID-19の影響で旅客機の運航が急減し、貨物を運ぶ供給便が不足したことで、運賃が急騰した。航空貨物の40~50%は旅客機の貨物室(belly cargo)を利用して運送されるからだ。航空貨物運賃指数のTAC指数によると、香港~北米路線の航空貨物運賃は1月には1キログラム当たり3.1ドルにすぎなかったが、4月は5.7ドル、5月は7.7ドルにまで跳ね上がった。これは昨年5月と比べると、2倍(108.4%)を超える水準だ。今月に入り、運賃は6.7ドルと1ドルほど下がったが、依然として昨年5月の運賃より94.4%高い水準だ。サムスン証券のキム・ヨンホ研究員は「皮肉なことに、COVID-19の打撃が貨物部門の需給改善効果をもたらし、第2四半期に大韓航空とアシアナ航空は黒字転換に成功すると予想される」とし、「アシアナは第2四半期に史上最大の利益まで見込まれる」と予想した。  これまで貨物機と旅客機の貨物室だけを利用して貨物を運んできた航空会社は、いまは旅客席の利用も見込んでいる。大韓航空は11日から旅客機2機の座席にも貨物を積むことにした。これまで旅客機客室内の荷物棚(オーバーヘッド・ビン)を活用したことはあるが、機内座席の空間を活用して貨物を運ぶのは今回が初めてだ。大韓航空の関係者は「既存の貨物に『カーゴシートバッグ』と呼ばれるかばんを装着して運送する予定」だと説明した。  このような流れがいつまで続くだろうか。ハイ投資証券のハ・ジュニョン研究員は「航空貨物運賃は国際線旅客機の運航が増加するにつれ、6月から徐々に下落する見通し」だとしながらも、「国際線旅客供給量がCOVID-19以前の水準に回復するまで時間がかかるため、航空貨物運賃の上昇も年末まで持続する可能性が高い」と指摘した。航空会社はしばらくは需要も十分だと見ている。大韓航空は最近、カンファレンスコールで「マスクや診断キットなど防疫・医療物品の他にも、一般貨物の物量もかなりある」とし、「6月からは米州地域でチェリーなど生鮮貨物の輸入が増えるだろう」とし、このような貨物需要がしばらく続くと見通した。 パク・スジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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