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ノーベル賞も受賞した音楽界の重鎮、ボブ・ディランについて知っておきたい5つのこと

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ハーパーズ バザー・オンライン

御年79歳の超大物シンガーのボブ・ディラン。音楽界における“THE レジェンド”な彼だけど、「名前は聞いたことがあっても、何をした人なのか実はよく知らない」という人も多いはず。そんな人のために、その生い立ちやキャリア、スゴイところをサクッとまとめてお届け。 【写真】実はグラミー賞を受賞していない、伝説のアーティスト25組

生まれはミネソタ

出生名は「ロバート・アレン・ジマーマン(Robert Allen Zimmerman)」。ユダヤ系の父エイブラムと母ベアトリスのもと、1941年5月24日、アメリカ・ミネソタ州ダルースに生まれる。6歳まではダルースで暮らすが、エイブラムがポリオ(急性灰白髄炎)に感染したため仕事をクビになってしまい、ミネソタ州ヒビングに引っ越した。 ユダヤ系コミュニティと近かったこともあり、ヘブライ語も流暢に話せるそう。

名前「ボブ・ディラン」の由来は?

1959年にミネソタ大学に入学するも、半年ほどで通うのをストップ。その後ミネアポリスでフォークシンガーとしての活動をスタートさせ、この頃には「ボブ・ディラン(Bob Dylan)」と名乗っていたという。 「ボブ」は本名「ロバート」のニックネーム、また「ディラン」は詩人ディラン・トーマスから取ったとも、西部劇TVドラマ『ガンスモーク』の主人公マット・ディロンから取ったとも、ヒビングにある「ディロン通り」から取ったとも言われているが、本人はぼやかしている様子。

NYでレコードデビュー

大学を中退して1961年にNYへ移住。グリニッジ・ヴィレッジのクラブなどでフォークやブルースの弾き語りをしていたところ才能を見出され、1962年に自身の名を冠したアルバム『ボブ・ディラン』でコロムビアからデビューする。この頃、本名も正式に「ボブ・ディラン(Bob Dylan)」に改名している。NYでは多彩なアーティストや詩人などの作品に触発され詩を書き上げ、活動の幅も広げてゆく。

誰もが耳にしたことがあるメロディ

『風に吹かれて』のほか、『ライク・ア・ローリング・ストーン』(1965)や『天国への扉』(1973)など、題名を知らずともそのメロディをどこかで耳にしたことがあるという人はかなり多いはず。アルバムもコンスタントにリリースし続けているので、気になる人はぜひ試聴を。 音楽活動もまだまだ現役で、1988年からは「小会場」「最小限のメンバー」「即興性」をキーワードにしたツアー『ネヴァー・エンディング・ツアー』を現在も開催中。ツアーでの来日も何度も果たしている。

驚愕の受賞歴

その長いキャリアにおいて、相当な数の賞を受賞しているボブ。音楽界で最も権威ある賞とされるグラミー賞だけで10回以上、そしてロックの殿堂入り(1988)、アカデミー歌曲賞(2000)などのほか、フランス芸術文化勲章(1990)、アメリカ国民芸術文化勲章(2009)、大統領自由勲章(2012 写真)、さらには名門大学の名誉博士号なども獲得している。 2008年には「卓越した作詞力でポップミュージックとアメリカ文化に大きな影響を与えた」としてピューリッツァー賞特別賞を、2016年には詩の表現が文学として高く評価され、村上春樹をおさえてノーベル文学賞までも受賞。異例の授賞に世界がどよめいた。

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