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「守備の乱れが序盤の順位に大きく響いた」山崎隆造氏が語る2020年カープ野手陣 vol.5

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広島アスリートマガジン

 3連覇に貢献した主力の不調、そして故障者の続出など不運に見舞われた今季のカープ。シーズン通してチームの戦いが安定しない今季の状況をOB・山崎隆造氏はどのように見ていたのか? 2020年のカープ野手陣を守備というポイントから語ってもらった。 【写真】元指揮官が語るカープでの5年間「あえて僕は堂林を逃さなかった」 ◆センターラインの乱れが大きく影響した序盤のカープ  今季は例年にも増して、守備のミスが多いように思います。チームごとの失策数を見れば、セ・リーグの中では2番目に多い失策を記録しています。  野球というスポーツにおいては、一つのミス、失策で流れが相手に傾くことが大いにあります。そういう意味では、今季戦いの流れをつかめない要因の一つとして“守備の乱れ”というポイントもあるかもしれません。  チームとしての守備が安定しなかったのは、特に前半戦においてはセンターラインの選手が固定されない、あるいはセンターラインを守る選手が波に乗り切れなかったというのが、その端的な理由でしょう。    二遊間を守る田中、菊池は現在ではある程度復調していますが、開幕当初はなかなか波に乗り切れずスタメンの座を他の選手に譲る場面も見受けられましたし、センターの西川がコンディション不良による一軍登録抹消、さらには扇の要である會澤翼も試合中のアクシデントで一軍登録を抹消されるなど、重要なセンターラインの選手が不調や故障に見舞われました。  今季のカープを見ていると、野球においてセンターラインは非常に重要なポジションだということを改めて痛感させられます。守備の中軸がぐらついていた今季の状況では、いくら勢いのある若手選手を起用したとしても対症療法であり、根本の問題解決とはなりません。  また、センターラインだけではなく、ファーストやサードの守備も完璧なわけではありませんでした。堂林に関して言えば、キャンプの時点ではサードを守るプランはなかったと思いますが、開幕してからの打線のつながりなどを鑑みて、サードとして起用せざるを得なかったのが実情です。ファーストを守る松山にしても、打線の状況を見るとスタメンに起用しなければならない選手の一人です。  結果論になってしまうかもしれませんが『ある程度守備力には目をつむっても起用していく』という方針をとらなければならなかった、開幕当初からの打線の状況がチームの窮地を表していたように今となっては思います。

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