被災地の洋菓子店のクリスマスケーキ…今年もみんなに笑顔を届けます!【岡山・倉敷市】
岡山放送
12月24日はクリスマスイブです。西日本豪雨の被災地倉敷市真備町の洋菓子店には、2020年もクリスマスケーキを買い求める多くの人が訪れました。感染防止対策をして迎えた、被災から3度目のイブです。 倉敷市真備町の洋菓子店「ウォールウォーレン」は、11月からクリスマスケーキの予約を受け付けていて、2019年と同じ約1000個を用意しました。12月24日はオープン前から多くの人が訪れ、ケーキを受け取っていきました。 毎年行列が出来る人気店。2020年は新型コロナの影響で店内で待つ人数は4人程度に制限し、番号札を用意して駐車場で順番を待ってもらうなど、感染防止対策を徹底しています。 (客は) 「3つです!家族と親戚とか、おいしいですね」 「コロナが流行ってしまったのでおでかけは出来ないが家族で楽しく過ごせたら」 「子供たちが喜ぶので、丸いケーキ一つあるだけで明るくなる」 この店は、2018年の西日本豪雨で被災しました。被災者に、早く笑顔を届けたいと改修を急ぎ、その年のクリスマス前に店を再開させたのです。ようやく日常に近づいた矢先の新型コロナ…。しかし、ケーキに込める思いはいつもと同じです。 (ウォールウォーレン 佐藤敦志社長) 「変わらないです。お客さんが買いに来てくれるのでちょっとでも対応できるよういい物を出せたらいい」 被災者を笑顔にしてきたクリスマスケーキ! 2020年は、新型コロナに立ち向かう多くの人を笑顔にしてくれるはずです。
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