大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文3)なんで濃厚接触者なのに移動しているのか
民間も自治体同様の対応を検討するということか
毎日新聞:そうすると国の見解やなんかも参考にしながら、府としては今後民間の対応については、これは自治体同様に中止とか自粛の要請も含めて、今後検討していくという理解でいいんでしょうか。 吉村:ええ、そうです。そういうことです。 毎日新聞:分かりました。もう1点、すいません。近くロードマップについては具体的な素案というのが提示されるとは思います。出口戦略という位置付けなんですけれども、これまで出口戦略は「大阪モデル」がその役割を担ってきたということで、そのときの感染状況に応じて、いろんな時短要請をするとか、いろんな要請内容を決めてきました。 詳しいことはロードマップが示されたときですけれども、ロードマップが出てきた場合に、この出口戦略として感染状況に応じた要請内容を決めていくという、この「大阪モデル」の役割とのすみ分けについてはどういうふうになっていくのか、今の考えをお聞かせください。 吉村:そこのすみ分けも含めて検討して、原案を発表するときには考えていきたいと思っています。 毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:それではほかの社。それなら大阪日日さん。
感染急拡大の兆候はどう判断するのか
大阪日日新聞:すいません、大阪日日新聞の山本です。飲食店での酒類提供のことについてお聞きしたいんですけれども、前回の対策本部会議が終わったあとの囲み取材の中で知事のほうが、感染が今後急拡大の兆候が見られた場合には、ゴールドステッカーの店舗であっても申し訳ないけれども酒類の提供をやめてもらうこともあり得るというふうなご発言があったかと思うんですけれども、今の時点で知事の中で感染の急拡大の兆候というのはどういった部分で判断されたいというふうにお考えでしょうか。 吉村:ここは新規感染者数の伸びだということになると思います。新規感染者数が明らかに普通じゃない伸びを示すと。そして年齢構成も非常に重要ですけども、若い世代でどうも増えつつあると。その伸びを見て、あとは朝野座長ともあのとき話しましたけれども、感染症の専門家の意見も聞いた上で判断をしたいと思っています。増加傾向にこれから入ると思います。それが大きな波になる増加になるのかどうかということをしっかり判断をしたいというふうに思っています。 大阪日日新聞:府のほうで20代、30代の見張り番指標というのを作られているかと思うんですけれども、その見張り番指標というのも知事の中では判断のご参考にはなさるんでしょうか。 吉村:ええ。見張り番指標はもちろん判断材料の1つにしていきます。ただ、見張り番指標も非常に小さな動きでも反応するような指標にもなっていますから、4日間連続1以上ということですけども、その1の割合が多かったり、どのぐらい大きな伸びで増えてきているのか、そういったところもやっぱり見る必要があると思っていますので、見張り番指標で1以上で4日連続というのは1つの判断材料にしたいと思いますけど、それで全て決定するということにはならないと思います。それついて、そのあと消える場合も結構ありますので。 ただ、判断材料の1つにはやっぱりしていきます。20代、30代の新規陽性者、7日間の移動平均が前日と比べて増えているのか減っているのか、そして1以上が4日間連続になると、やはり4日間連続で増える傾向にあるというふうにもなると思いますし、その後それが続くのか、あるいはその増え方が非常に高いのか、そういったことも判断したいと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月23日 全文4に続く