大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文3)なんで濃厚接触者なのに移動しているのか
府としては泉佐野を支えていく
で、14日間についてホテルの個室で待機をお願いすると。そこの要請を泉佐野に出しました。あとは泉佐野とオリンピック委員会のほうで、あとはどうしていくのか。日々の、毎日検査、PCRで検査するということも聞いていますし、それから健康観察も日々やるという中で、市民の皆さんと接することはないんだけれども、練習をいつから再開するかとか、そこら辺の最終決定権はもう泉佐野に判断を委ねているというのが今の状況です。 で、これは裏を返せばどういうことかというと、今後、例えば関空にいろんなオリンピック関係の選手団を含めて入ってきたときに、その中で陽性者が出たとしても、われわれとしてはどんどん目的地に送り出すということになります。今回、成田からそうなりましたけど、逆にそういうことだと思うんですね。大阪府の保健所が調査することもしませんし、検疫は濃厚接触者の調査はしないということですから、そういうことになると思います。果たしてそれがいいのかどうかということは、オリンピック委員会で検討してもらいたいなというふうに思います。 今回、現実に起きた事象に対しては、われわれとしては現にもう入ってこられているわけですから、責任を持って対応したいと思います。それからオリンピック委員会にホストタウンは誓約書を出しています。で、その誓約書には全ての責任はホストタウンで負うということも書かれていますので、そういった意味でやっぱりホストタウンとして手を挙げた以上、全ての責任を負うというのは、そういうことなんだろうと思っていますし、ホストタウンである泉佐野は大阪府の一部ですから、われわれ大阪府としては泉佐野を支えていきます。そういうことになるんだと思うんですけど。 水際の話として、果たしてこれが本当に正しいのかどうか、どっちがどうとかいうよりも、今後また同じようなことが起きたときにそうなります。関空に来た選手もいかに密接に、共同で行動して、その中で1人陽性者が出たとしても、どんどん目的地に送り出すということをやると。大阪府としては関与しないということになります。 それって本当にいいのかな。もっと水際できっちり抑えるべきは抑えなきゃいけないんじゃないのかなとは思いますけれども、ここは最後、しっかり水際対策と。そしてオリンピックにおける感染対策については5者でしっかりやっぱり取ってもらわなきゃいけないというふうには思っています。 司会:よろしいですか。そしたら次、毎日新聞。すいません。