大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文3)なんで濃厚接触者なのに移動しているのか
まん延防止期間に酒類提供緩和の可能性は
テレビ大阪:テレビ大阪の【コバヤシ 00:48:37】といいます。よろしくお願いします。飲食店の酒類提供についてお伺いします。今、感染者というのは減少傾向で減っていると思うんですが、午後7時までで1グループ2名までという制限は、これはまん延防止期間の間でもこれは状況次第で緩和されていく可能性というのはあるんでしょうか。 吉村:まん延防止期間において緩和することは考えていません。7月11日まで20日間になります。もうすでに6月23日になってきますから、20日はもう切っているわけですけれども、7月11日までとお願いをしていますので、その途中で中身を変えるということは考えてないです。 ただ7月11日っていうのもすぐ来ると思います。で、7月11日以降どうするかというのは、当然これは判断していく必要があると思っていますし、そのためにもやっぱり感染を抑えた傾向を続けるということが次にもつながると思っていますので、なんとかこの感染を急拡大させない傾向を、府全体で府民の皆さんにお願いしたいと思います。 テレビ大阪:現時点ではまだ決まっていないとは思うんですが、どういった状況になればこれは緩和をしていきたいというふうに知事の中では考えてらっしゃいますか。 吉村:まん延防止になってまだ2日目ですので、まずは決めたことをお願いしたいと思います。 テレビ大阪:ありがとうございます。 司会:ほかの方、お願いします。じゃあ真ん中。
ウガンダ選手団の件で国に要望する考えは
時事通信:時事通信の八木です。ウガンダの選手団の方が濃厚接触と特定されたことについて伺います。国は濃厚接触の特定ですとかそういったことは泉佐野のほうでやるという認識でした。ただ、市や保健所のほうでは当初はその認識はなかったというふうに言っています。現場で混乱が生じていることについて国にあらためて要望ですとか、今後の府の対応ですとか、そういったことで何かお考えがありましたらお聞かせください。 吉村:まず感染をいかに抑えるのかっていうのはやっぱり考えていかなきゃいけないと思っています。で、それぞれの行政が縦割りで、どっちが責任、どっちがどうだとか言い合うんじゃなくて、どうやったら抑えられるだろうかっていう観点が必要だと思っています。 そうなったときに、これは成田に入られて、で、9人アフリカから一緒に移動されていると。アフリカからの移動ですから、何十時間も飛行機の中で当然一緒ですし、トランジットもしているでしょうから、出発前の行動も合わせると、かなり近い状態で移動はされているんだと思います。 これは、たぶん僕以外の誰しもがこの中で1人陽性者が出たら、ほかはこれ濃厚接触者じゃないのっていうふうに、普通の感覚だったら思うと思います。じゃあ濃厚接触者だとするならば、これは成田で陽性者が出ている以上、そこで成田にとどめのおくのが筋なんではないかと。そこからの移動というのを認めるべきじゃないんじゃないのっていうのが、僕自身も実は疑問に思った出発点でもあります。 なんで濃厚接触者なのに移動しているのかなというのが、まず疑問としてあるわけですけれども、ただ、ここについてはオリンピックのバブルの中で、いわゆる泡の中に含まれると。で、ホストタウンが最終責任を負うということで、その中だから移動ということのようですけれども。僕自身、果たしてそれで本当にいいのかなというふうには思います。 今回は泉佐野がホストタウンですし、泉佐野は大阪の一部ですから、もうすでにウガンダの選手の皆さんも大阪府に入られていますので、大阪府としては責任を持って対応します、ここは。泉佐野が最後責任を持って対応するわけですけど、大阪府はそれを支援していきます。そういった意味で濃厚接触の調査もいたしまして、やはりこれはもう濃厚接触者だという判断を泉佐野保健所はいたしました。