Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

中学生名人戦優勝 期待のルーキー・野原未蘭を成長させた藤井聡太のアドバイスとは

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
文春オンライン

 9月に注目の女流棋士がデビューした。富山県在住、現役最年少の17歳、高校2年生の野原未蘭女流2級だ。男女混合の中学生名人戦で優勝、男性トップアマが集まる朝日アマ名人戦全国大会で勝ち星、もっとも伝統のある女性大会・女流アマ名人戦では3連覇と「女性初」「史上初」のアマチュア大会実績をいくつも持つ。大器と期待され、英春(えいしゅん)流という珍しい戦法を指しこなすことでも知られている。 【写真】野原未蘭女流2級(17歳)の写真をすべて見る  インタビュー前半では、将棋を始めた頃や、強くなりたいと思う原動力になった同じ歳の男の子の話、英春流を覚えたいきさつ、女流アマ名人になった「特典」の1つとして機会に恵まれた同世代の藤井聡太二冠との1対1の角落ち対局のことなどを聞いてみた。(全2回の1回目、 #2 へ続く) ◆ ◆ ◆

父がわざと負けていたことが分からず……「将棋って面白い」

――まずは、「未蘭」という華やかなお名前の由来について教えて下さい。 野原 由来はよく聞かれます。両親が新婚旅行に行ったイタリアのミラノから付けたそうです。小学校の頃は「珍しい」と言われ、もっと普通の名前が良かったと思ったこともあるのですが、覚えてもらいやすいし「みらん」という響きも良くて、今は気に入っています。私自身はまだミラノには行ったことがないのですが(笑)。 ――将棋を始めたのはいつ頃ですか。お父様も叔父様も将棋が強いとうかがいました。将棋が身近にあったのでしょうか。 野原 私が年長の頃、アマ三段の父が将棋番組を見ていて、興味を持ったのが最初です。父がルールを教えてくれて早速対局しました。父はわざと負けてくれ、幼い私は「わざと」が分からずに、勝って嬉しい、将棋って面白いと思ってしまいました。 ――しばらくはお父様と家で将棋を指す感じでしたか。 野原 父が公民館の将棋教室や、富山の支部長(日本将棋連盟には将棋愛好家で作る支部が全国にある)さんの自宅を週1回、子ども道場みたいにしているのを探してきて、すぐに通い始めました。父が家で棒銀とか戦法を教えてくれて、外で他の子と対局するときに、それを試す感じでした。

【関連記事】