50周年の伊藤咲子、「ひまわり娘」を全否定した時期もあった
歌手の伊藤咲子(66)が30日、都内でデビュー50周年記念コンサートを行った。 開演前の取材で鮮やかな赤のドレス姿で登場した伊藤は「16歳でデビューしてまさか50年間歌ってこられるとは」と感無量の表情。代表曲でもあるデビュー曲の「ひまわり娘」を披露し「大人になりかけた頃に全否定して歌わない時期もありましたが、このステージに立てているのはこの曲のおかげ」と感謝した。 ロシアの侵攻を受けたウクライナでは、同国の花がひまわりであることから、現地でもラジオで流れたという。「今までは元気いっぱいのイメージの曲でしたが、これからはメッセージソングとして、ひとりでも笑顔になれるように歌っていきたい」と語った。 27日には50周年記念アルバム「それいゆ」を発売。新曲「衣ずれの海」や菅原洋一(91)とのデュエット曲「アマン」など19曲を収録している。「菅原先生の歌声を間近で聞いて体が震えました。私の現段階の目標はあと20年、86歳まで頑張って歌えたら。今日はスタート台に立った気分でまた明日から歌っていきたい」と気持ちを新たにしていた。
報知新聞社