<小野花梨>23歳にして名バイプレーヤー? 「カムカム」「恋マジ」で絶妙な存在感 “共感を呼ぶ”女優
「なぜか印象に残る」「親しみやすくて共感」とその演技が評判になっている女優、小野花梨さん。4月まで放送されていたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ(カムカム)」ではヒロインの岡山時代の幼なじみ、今月20日に最終回を迎えた連続ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)」(カンテレ・フジテレビ系)では主人公と男性を取り合う役を演じ、話題になった。7月期も連続ドラマ「ロマンス暴風域」(MBS・TBS)に出演するなど、引きも切らず話題作に出演し、絶妙な存在感で視聴者の共感を呼ぶ小野さんの、これまでの足跡を振り返り、その魅力を探った。 【写真特集】朝ドラ“きぬちゃん”とまるで別人! 小野花梨のマウント女“ひな子”役が話題
◇「親バカ青春白書」でムロツヨシとキス
小野さんは、1998年7月6日生まれ、東京都出身の23歳。2006年、小学生の時に連続ドラマ「嫌われ松子の一生」(TBS系)で子役としてデビュー。その後、2009年公開の映画「南極料理人」、2011年放送の連続ドラマ「鈴木先生」(テレビ東京系)、2015年放送の「学校のカイダン」(日本テレビ系)など、話題作に次々に出演した。
小野さんの知名度が高まったのは、2020年7月期に放送された連続ドラマ「親バカ青春白書」(日本テレビ系)の主人公の友人役だ。福田雄一さんが脚本統括、演出を担当した同作は、同級生となった父・ガタロー(ムロツヨシさん)と娘・さくら(永野芽郁さん)が、大学生活で絆を深める家族愛を描いた。小野さんは、2人の同級生で、アルバイトに明け暮れる美咲を演じた。
当初、美咲は“元ヤン”とうわさされ、ガタローに突っかかるようなキャラクターだったが、交流が深まるにつれ、ガタローに急接近。酒の席でガタローにキスするなど、印象に残るシーンがいくつかあった。
続く2020年10月期に放送された、秋元康さん企画・原作の連ドラ「共演NG」(テレビ東京系)では、現役の売れっ子アイドル、内田梢を好演。元アイドル女優・篠塚美里(若月佑美さん)と犬猿の仲という設定で、2人がバトルするシーンが話題になった。