関東 16日は通勤通学の時間帯に雨脚強まる 急な激しい雨も 週後半から猛烈な暑さ
関東は今日16日(火)も梅雨空。通勤通学の時間帯を中心に雨脚が強まり、午後は局地的に激しい雨が降りそう。日ごとに暑くなり、週の後半からは猛烈な暑さ。万全の熱中症対策を。
午後は所々で激しい雨
今日16日(火)も関東は、梅雨前線の影響で雲が広がりやすいでしょう。朝晩の通勤通学の時間帯を中心に、ザッと雨が降るでしょう。 朝の通勤通学の時間帯は、南部を中心に雨脚が強まりそうです。午後は局地的に雨雲が発達して、雷を伴った激しい雨が降るでしょう。道路がアッという間に冠水するほどの雨の降り方です。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。 最高気温は、昨日15日(月)海の日より低いでしょう。東京都心は25℃と、5月下旬並みの予想です。
日ごとに暑く 熱中症対策を
明日17日(水)も大気の状態が不安定で、朝までは千葉県など沿岸部で激しい雨の降る所がありそうです。日中から夜にかけても、あちらこちらで雨や雷雨となるでしょう。 18日(木)以降は南部を中心に晴れ間が出ますが、変わりやすい天気です。夏休みに入り、屋外のレジャーを予定されている方も多いと思います。こまめに雨雲レーダーなどで最新の情報を確認し、急な強い雨や雷雨に備えてください。 また、熱中症対策も必要です。最高気温は、19日(金)から23日(火)にかけて35℃前後まで上がる所が多いでしょう。22日(火)は東京都心や千葉で35℃と、猛暑日の予想。横浜は36℃と体温並みの暑さになりそうです。
あると便利 熱中症対策グッズ
暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。 ①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。 ②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。 ③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。 ④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子