【40代、50代・骨盤底筋力アップメソッド⑥】骨盤底筋を緩ませないための、日常生活での姿勢や動作のコツとは !?
<座るとき>
してしまいがちなNG姿勢 ついしてしまいがちなのが、椅子の背にもたれかかって骨盤を後ろに倒した座り方。坐骨の後ろ側が座面に当たっている。これだと、骨盤底筋が収縮しにくく、緩みの原因に。
\これが正解!/ 座るときも、骨盤を真っすぐに立てると骨盤底筋が収縮しやすくなるので◎。左右の坐骨の頂点が椅子の座面に当たっているのが真っすぐな状態だ。
\これが正解!/ 物を持ち上げるときは、股関節と膝を曲げ、骨盤底筋が収縮してから持ち上げる。そうすると腹圧がかかりにくく、骨盤底筋に負荷をかけない。
<洗い物をするとき>
してしまいがちなNG動作 楽だからとついしてしまいがちなのは、お腹をシンクのほうに突き出して、もたれかかるようにして洗い物をすること。これだと腹部筋と骨盤底筋が適切に収縮できず、腹圧は骨盤底筋にかかりやすくなり、緩みやすくなる。
\これが正解!/ 洗い物をするときも、骨盤を真っすぐに立てた状態で立つと腹部筋と骨盤底筋が適切に収縮し、腰にも負担がかからない。
気づかないうちにNGの姿勢や動作をしていた人は、今日から見直して、正しい姿勢や動作にリセットしよう。
【教えてくれたのは】 北條裕紀恵さん 看護師。2011年より医療施設の骨盤底筋トレーニング外来にて多数の患者に指導を行った後、2018年に「骨盤底筋トレーニング YUI」を開業。尿もれや骨盤臓器脱など、骨盤底の緩みに悩む多くの女性をサポートする。現在は、骨盤底筋のトレーニングだけではなく、骨盤調整や筋膜の施術など、サービスの幅を広げる。日本女性骨盤底医学会所属。 撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/広瀬あつこ イラスト/内藤しなこ 取材・原文/和田美穂