「お母さん、実は…」帰宅後、急に泣き出した娘。「字が汚い」と友達にいじられた娘の“大逆転劇”
こんにちは。一級建築士として住宅に関するお仕事をしながら、7歳娘と4歳息子を子育て中のともです。 【画像を見る】賢い子に育てたいなら「ダイニングテーブル」で絶対にやってはいけないこと ある日、学校から帰宅した娘が急に泣き出したんです。理由を聞いてみると、娘の書いたひらがなプリントを見た友だちから「字が汚い!」「たくさん間違えてるよ!」と指摘されたそうで、その言葉に少し傷ついたようでした。 私がそのプリントを見ながら、「先生は赤ペンでお手本を書いてくれたんだよ」と伝えると、娘は先生のようなひらがなが書けるようになりたいと言います。丁度その時期に小学校の硬筆展もあったので、早速練習を開始することに。とは言っても、特別なことはほとんどしなかったのですが、結果的に硬筆展で賞を取ることができました。 今回は、娘がそんな短期間でどうして字が上手になったのか? その秘密を紐解きます。 ちなみに、わが家のやり方は小さなお子さんでも簡単にできる方法です。字の上達だけではなく、絵を楽しく上手に描くことにもつながると思っています。子どもの好きや得意の幅を広げたいと思っている方にも、是非読み進めていただきたいです!
マス目の小さな世界で空間認知力を鍛える!
字を上手に書くにはいろいろな要素がありますが、その一つに「空間認知力」が関係していることはご存じでしょうか? 空間認知力とは、空間にあるモノの位置や形などを素早く正確にとらえる能力のこと。その力は遊びの中でも高めることが可能です。以前の記事でご紹介しているので、こちらもご覧ください。 空間認知力と字の上手さとの関係性を全く知らなかった私ですが、小学校教師として働く友人がこんなお話をしていたことを思い出したんです。 「字を上手に書くには、マス目をどう使うかがカギ」 マス目とはノートや文字の練習帳で、4つのスペースで区切った枠線のこと。この枠の中にどう配置するかが、文字を書く上で大事ということでした。 人は文字を書くときに頭の中で様々なことを考えています。 「書き始める位置」「書き終わる位置」「線が曲がる位置」「線の長さや傾斜角度」などです。 小さなマス目という空間の中で、これらを意識しながらどう配置していくか。これこそが、「字を書くことが空間認知力に密接に関わっている理由」だと思っています。マス目を上手く使うことで、空間認知力が乏しい幼い子どもでも、先生のような字を書く訓練ができます。逆に言えば、それが空間認知力を鍛えるトレーニングにもなるのです。 とはいえ、美文字とまではいかなくても、まずはくせのない文字が書けるようになってほしい!と思う親御さんも多いのではないでしょうか。次回は、実際にわが家が使ったドリルを詳しくご紹介します。
【Profile】オンライン建築士とも(instagram:@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。
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