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愛知県の中古マンション価格ランキング・ベスト5!あなたのマンションの相場、値上がり率は?

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ダイヤモンド不動産研究所

愛知県で「最も高く売れるマンション」「最も値上がりしたマンション」はどこなのか。愛知県の中古マンションの″売却価格″と″値上がり率″の高い順に作成した2つのランキング・ベスト100をもとに、全国のマンションに精通する住宅評論家の櫻井幸雄氏が解説。今回はそれぞれ上位5物件を紹介する。(執筆:住宅評論家・櫻井幸雄、データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』) 表【愛知県の中古マンション価格ランキング】を拡大して見る

愛知県の中古マンション価格ランキング1位は非公開で販売された「グランドメゾン御園座タワー」

 現在、愛知県の中古マンションで、最も高い値段で取引されているマンションランキング・ベスト100の売却価格が高い上位5物件は以下の通りだ。  愛知県の中心、名古屋市内では、ここ5年ほど新築マンション価格の上昇が続いている。まず、名古屋駅周辺のマンション価格が上がり、次に栄エリアも価格上昇。いずれも再開発が盛んに行われ、生まれ変わるエネルギーが溢れている場所だ。  今回の調査でも、名古屋駅・栄(さかえ)をはじめとした名古屋市中心エリアのマンションが坪単価の高さで、上位を占めている。  坪単価の高さで1位になった「グランドメゾン御園座タワー」は、歌舞伎の劇場・御園座(みそのざ)建て替えによって誕生した超高層マンション。建物の1階は商業施設となり、「ひつまぶし」で有名なうなぎ料理の名店なども出店している。2階から4階までが新装した御園座。5階から40階が分譲マンションだ。 「グランドメゾン御園座タワー」は、2015年から2016年にかけて分譲されたとき、「アンダー」で販売され、名古屋で大きな話題となった。  アンダーというのは、一般に公開せず、限られた人にだけ案内を出して販売する手法。「このマンションは、間違いなく人気になる」と見込んだ物件を購入者を限定して販売するもので、高級スポーツカーのフェラーリやブガッティなどと同様、上客を大事にする売り方である。  アンダーで販売されるマンションは、2015年あたりから東京、大阪、名古屋で増え始めたのだが、「グランドメゾン御園座タワー」は、その成功例と位置づけられた。  購入者は、名古屋の名士たち。分譲当時、錦の高級クラブでは、誰がどの住戸を買った、という話で持ちきりだったとか……。  名古屋では、「一部のお金持ちのためのマンション」と評価される「グランドメゾン御園座タワー」だが、完成後1年くらいしてから中古の売り物が増えた。それも、新築未入居での売り物だ。   理由は、「賃貸に出そうとしたが、思惑外れの人が多かった」から、と考えられている。 「グランドメゾン御園座タワー」を購入した人の多くは実需目的ではなかった。実需つまり、自ら住む目的の購入者ではなく、セカンドハウスや投資を目的とした購入者が多かったわけだ。  投資目的の場合、賃貸に出して、高い家賃収益を目論む。しかし、実際に賃貸に出してみると、意外にも賃借人がなかなか決まらない。高い家賃設定のため、いつまで経っても借り手が現れなかったのだ。すると、想定していた運用ができなくなる。そのため、新築未入居の状態で売りに出すケースが増えたというわけだ。  今回の調査で、「グランドメゾン御園座タワー」の価格上昇率は+24%。つまり、新築時価格より20%以上高い価格で売却できることになる。それならば、とりあえず損はしない。小遣い稼ぎはできる、ということだろう。  現在、名古屋市の中古マンション価格は、「グランドメゾン御園座タワー」が建つ中区だけ突出して高い水準になっている。理由のひとつとして、価格の高い「グランドメゾン御園座タワー」の中古物件がいくつも売りに出ているからではないか、と考えられている。

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