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クイーンSの開催もう少し後なら「秋の盾」につながるかも【本城雅人コラム】

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中日スポーツ

◇ぱかぱか日和

 キングジョージを制したエネイブルが次走、8月20日のヨークシャーオークスで英オークスを9馬身差で快勝したラブと対決するかもしれない。同レースは夏恒例のイボアフェスティバルの中心的レースで、歴史もある。ただ3歳のラブはまだしも、凱旋門賞とキングジョージを複数回制したエネイブルが、なぜ今さら牝馬相手に戦うのか疑問を持たなくもない。 【写真】クイーンSでグイグイ末脚を伸ばすレッドアネモス  凱旋門賞の前哨戦で英国内となると、インターナショナルS(エクリプスSでエネイブルを破ったガイアースが出走予定)があるが、エネイブルは過去3年のうち2年をヨークからロンシャンに向かっている。あまり負担をかけずに本番に臨みたいというのが陣営の考えなのだろう。ヨークシャーオークスから凱旋門賞は2009年のダーレミ(凱旋門賞は5着)以来あまりいなかったが、エネイブルが出走しなかった2年前もシーオブクラスが、このレースを勝って凱旋門賞2着になるなど、最近は凱旋門賞を目指す英国牝馬のトレンドになっている。  このヨークシャーオークスを日本にたとえるならレッドアネモスが勝ったこの日のクイーンSだろうか。夏の札幌に移行してからもトゥザヴィクトリー、アヴェンチュラ、アエロリット、ディアドラなどが過去に制した。この後は府中牝馬Sがあるが、エリザベス女王杯の前哨戦であり、天皇賞・秋に行くレースではない。  重賞初制覇のレッドアネモスはまだ牡馬との対戦は荷が重いだろうし、このクイーンSにクロノジェネシスやラッキーライラックが他と差のない斤量で出られたら馬券的興味が薄れる。それでもこのクイーンSは秋のG1路線で活躍する牝馬を育てる重要なレースだ。願わくば8月の頭ではなく、後半に施行されれば、かつてエアグルーヴやファインモーションなどを育てた伊藤雄元調教師のような牝馬育成にたけたトレーナーが、クイーンSから天皇賞を狙ってきそうな気がするが。(作家)

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