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なぜトヨタはGRヤリスを開発したのか? “真のホットハッチ”の実力に迫る

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GQ JAPAN

ヨタのコンパクトハッチ「ヤリス」をもとに開発されたハイパフォーマンスモデル「GRヤリス」のプロトタイプに小川フミオが試乗した。“これはおもしろい!”と、思った理由とは? 【写真を見る】GRヤリスの詳細(32枚)

開発のきっかけは社長のオーダー

トヨタのスーパーホットハッチ「GRヤリス」(プロトタイプ)にやっと試乗できた。2020年1月の東京オートサロン2020で初公開されていらい、半年も待ってようやくホンモノに乗れたのは、なんともうれしい。 ”もはやホットハッチという歳でもないし、SUVでもいいか”なんて思っているひとがいたら、その結論は早い、と申しあげておく。富士スピードウェイで乗ったかぎり、ぶったまげるような出来のよさだった。 このクルマ、トヨタ自動車のマスタードライバーでもある豊田章男代表取締役社長のオーダーで開発がスタートしたという経緯を持つ。世界ラリー選手権(WRC)で活躍しているヤリスを「公道で乗れる市販車に仕立て直して」と。 「市販車を、WRCで優勝するクルマに仕立てるより、レースカーを市販車にするほうがやりやすい、と、思ってプロジェクトはスタートしました。マスタードライバーからの最終的なゴーサインが、市販化ギリギリのタイミングまで出ないなど苦労の連続でしたが、やりがいのある仕事でした」 開発を総指揮したトヨタ自動車ガズーレーシングカンパニーの齋藤尚彦主査は、試乗会場でそう語った。 GRヤリスの試乗は富士スピードウェイでおこなわれた。コースはふたつ。ひとつは920mのショートサーキット。もうひとつは場外に特設したグラベル(砂利)コースでのパイロンスラロームだ。新車の試乗でサーキットを走るのはまだしも、専用の差動装置やロールケージを組み込んだラリー仕様車にグラベルで乗るのは初めての経験だった。 試乗した「RZ」というモデルは、272psと370Nmを発揮する1618cc直列3気筒ガソリンターボ・エンジンに、マニュアル変速機、さらに「GR-FOUR」と呼ぶ前後トルク配分可変式のスポーツ4WDを組み合わせる。フェンダーが大きく張り出した3ドアボディも、ヤリスとは別ものだ。

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