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コロナ時代に活躍する「体温測定スマホ」、深セン企業が開発

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Forbes JAPAN

深センに本拠を置くスタートアップ企業「Blackview」は、防水性や耐衝撃性を備えたタフネススマホメーカーとして一部のマニアの支持を集めている。 そのBlackviewが「BV9900 Pro」という名の、他では見られないユニークな機能を備えたスマホをリリースした。この端末は、米国の熱画像赤外線カメラ大手のFLIR社と共同開発したサーマルカメラを内蔵しており、体温の測定が可能なのだ。 FLIRは米国のFDA(食品医薬品局)が認可済みのサーマルカメラの製造元として知られ、同社のカメラは米軍の航空機や自動車でも利用されている。FLIRのカメラは様々な物体の表面温度や、人間や動物の体温を測定することが出来る。 香港国際空港では長年、海外からの旅行者の体温をサーマルカメラで測定してきたが、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、西洋の空港でも同じ仕組みが導入されつつある。 筆者は既にBV9900 Proのサーマルカメラのテストを行ってみたが、問題なく動作することが確認できた。この端末のカメラは体温を測定できるだけでなく、ノートパソコンやカメラの温度もほぼ正確に測定可能だ。 頑丈なステンレス製ボディのBV9900 Proは5.8インチの液晶ディプレイを搭載し、解像度は1080Pとなっている。この端末はさらに背面の下部に心拍計センサーも備えており、指先を10秒間あてると心拍数が計測できる。 筆者はアップルウォッチとこの端末の双方で心拍数を測定してみたが、BV9900 Proはアップルウォッチとほぼ同じ数値を表示した。 チップにはMediTekの中クラスのSoCであるHelio P90が用いられており、クアルコムのSnapdragonに比べれば低スペックではあるが、基本的な性能は十分だ。4K動画の編集などを行うのでない限り、十分なパフォーマンスを実現している。 また、メインの48メガピクセルのカメラも、深センの小さなスタートアップの端末にしてはかなりの完成度だ。暗い場所での撮影も、ナイトモードを用いれば十分なクオリティを実現できる。また、接写用のマクロレンズも宣伝通りの機能を備えている。 しかし、メインカメラの画像のクオリティから考えて、この端末を日常的に用いる人は少ないと考えられる。これはあくまでもタフネススマホであり、建設作業員やキャンプ用の端末と考えたほうがいいだろう。 さらに、体温計測機能を日常的に使用するレストランのオーナーや従業員には非常に便利な端末になるかもしれない。価格は440ドルで、聞き慣れないブランドのスマホにしては高額かもしれない。ただし、この端末が他では見られない機能を備えたものであることは確かだ。

Ben Sin

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