海上保安庁と豚まん店がまさかのコラボ。3ケタの数字を忘れないで!
関西では豚まんや焼売で有名な「551 蓬莱」。もしもの時に命を守るためと、1月18日の「118番の日」にあわせ、紙袋であることを呼びかけています。「海のもしも」の118番とは、何の番号なのでしょうか。【BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子】
「118番があるとき~!」で覚えて
今回、蓬莱(大阪市浪速区)がお持ち帰り用の紙袋でコラボしたのは、海上保安庁。 「118番」は、海上での事故・事件を海上保安庁に通報する、緊急通報用電話番号です。 関西では「551があるとき~」「ないとき~」というテレビCMで有名な551蓬莱。 おなじみフレーズにちなんで、「海上や船上などで事故や事件に遭遇したときのために『118番があるとき~!』と覚えておきましょう!」とアピールしています。 コラボ紙袋が使われるのは1月16~31日で、蓬莱によると無くなり次第終了ということです。店頭販売では、118番に関するチラシも同封されます。
「118番」、どんな時に通報する番号?
海上保安庁は海上で次のような場面に遭遇した時に、「118番に通報して」と呼びかけています。 ・ 海難人身事故に遭遇した、または目撃した ・ 油の排出等を発見した ・ 不審船を発見した ・ 密航・密輸事犯等の情報を得た ・ 漂流・漂着木造船を発見した 溺れた人を見た際は、海水浴場の場合は、監視員やライフセーバーに助けを求め、海水浴場以外の場合は118番などに救助を求めましょう。 通報の際には「1・どのような事故か、2・事故の場所、3・事故者の人数、4・通報者の名前と連絡先」などを落ち着いて伝えることが重要です。 聴覚や発話に障害を持つ人を対象に、スマホでの入力操作で通報できる「NET118」のサービスも展開されています。
118番通報。例えばこんなケース
海上保安庁は、これまでにあった118番通報が救助に至ったケースとして、このような例を挙げています。 「磯釣り中の釣り人から『2名が岩場にて釣りをしていたところ、波が高くなり孤立してしまった』との118番通報。ヘリで無事に釣り上げ救助」 「プレジャーボートが航行していたところ、雨による視界不良のため自船位置が分からなくなり、118番通報で救助要請。緊急通報位置情報通知システムにより位置が判明したため、巡視船を急行させ、プレジャーボートを出港地まで誘導、救助」 「釣り人から『対岸の磯場から、懐中電灯を振ってこちらに合図しているような灯りが見える』との通報。消防等と協力し付近を捜索したところ、磯釣りにきた者が崖から転落、這い上がれなくなり救助を求めていたものであると判明。協力漁船に乗船の消防隊員により、海側から救助された」