人間が凶暴化するウイルス感染から28日後、28週後、そして―― 「28年後...」2025年公開決定
大ヒット映画「28日後...」「28週後...」に続く“28”シリーズの最新作「28 Years Later(原題)」が、「28年後...」の邦題で2025年に公開が決定。予告編(https://youtu.be/_dfS6bNcwHs)と海外版ポスターが披露された。 人間の脳を破壊し、凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンを舞台に、生き残ったわずかな人間たちが感染者と死闘を繰り広げるサバイバルホラー「28日後...」(02)。後に「スラムドッグ$ミリオネア」(08)でアカデミー賞監督となるダニー・ボイルと、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の監督・脚本家として高い評価を受けたアレックス・ガーランドのコンビにより、低予算で制作されたにもかかわらず新感覚のアクション・ホラー映画として世界中で大ヒット。5年後には続編となる「28週後...」(07)が公開された。 出演は、「クレイヴン・ザ・ハンター」のアーロン・テイラー=ジョンソン、「ザ・メニュー」「ハリー・ポッター」シリーズのレイフ・ファインズ、「最後の決闘裁判」のジョディ・カマーら。数十年ぶりに本シリーズで再タッグを組むボイルとガーランドは、本作のプロデューサーとしても名を連ねているほか、「28日後...」で主役を演じ、「オッペンハイマー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして本作に参加している。 予告編は、テレビで「テレタビーズ」の番組を見ている子どもたちのもとにやってきた一人の女性が、緊急事態を告げる様子が映し出され、悲鳴とともにテレビ画面に血が飛び散るショッキングなオープニングシーンから始まる。 始まりは、10228日前(28年前)のテロップの後、セリフは一切なくなる。呪文のような謎めいた言葉と、単調な音楽にのせて、不気味で異様な映像シーンが連続する。 孤島で暮らす人々。壁に貼られたコミュニティのルールが書かれた絵。墓場のような十字架。見張り台で“何か”を監視する人間。槍や弓矢のようなもので武装し、怯えたような表情でどこかに向かう親子とみられる男性と少年。島を離れ、何者かに追われた2人が逃げ込んだ家の中では、頭部を袋で覆われ、逆さに吊るされた屍が動き出す。さらに奇妙な映像は続き、暗闇の中で銃を構える兵士や、森の中でうごめく人間ではない物体の姿も。 さらに、何百もの頭蓋骨が積みあがる広場のような場所が映り、草むらから現れる白くやせ細った人や、何かに襲われる兵士や家族とみられる人間の緊迫したショットが続く。予告の最後、赤ちゃんを抱いている女性が見つめる先は、どんな世界が映っているのか。 海外版ポスターでは、本シリーズのアイコンが赤い頭蓋骨で埋め尽くされている戦慄なビジュアルに「TIME DIDN’T HEAL ANYTHING(時間は何も解決しない)」という意味深なコピーが添えられている。