韓国デジタルコンテンツ企業、東証の支援事業に選ばれる…韓国で唯一
【10月08日 KOREA WAVE】韓国で小説やウェブコミックといった電子書籍などを手掛けるデジタルコンテンツ企業「RIDI(リディ)」が、東京証券取引所が主催する「TSEアジアスタートアップハブ」に韓国企業として唯一選出された。TSEアジアスタートアップハブは、アジアの有望なスタートアップの日本市場進出や成長を支援し、革新的なスタートアップエコシステムを構築するため、2024年3月に発足した。 このハブは、金融や法務、ベンチャーキャピタル(VC)などの専門機関とのパートナーシップを通じて、事業開発や資金調達、さらに東京証券取引所でのIPO(企業公開)をサポートしている。今回の支援事業には、韓国やシンガポール、台湾を含む6カ国・地域から14社の有望なスタートアップが選ばれた。 RIDIはグローバルなウェブトゥーン購読サービス「マンタ(Manta)」を通じて北米市場で成長を遂げ、昨年からは人気の知的財産(IP)を武器に日本市場にも進出している。特に、 RIDIのオリジナルウェブトゥーン「クヌギの木の下」は、日本のウェブコミックプラットフォーム「めちゃコミック」で、連載6カ月で累計取引額100億ウォンを突破し、日本市場でも確固たる地位を築いた。 RIDIは今回の支援を受け、日本市場へのさらなる定着を図り、オリジナルIPの拡大に向けて現地パートナー企業との協力を強化していく。RIDIのペ・ギシク代表理事は、今回の選定を「RIDIが日本市場で事業を拡大する上で重要な節目となる」と位置付けたうえ「日本市場での競争力をさらに高め、事業を加速させるために最善を尽くす」とコメントしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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