車名の由来はグランドツーリング・セダン。忘れがたき名車レクサスGSを振り返る
「GS350」(ガソリン車)用の3.5LのV6エンジンは新開発。「GS450h」のV6よりロングストロークなのは燃費対策なのでしょうか。それでもV6特有のスムースさとパンチ力はハイブリッド(THS 2)よりエンジンの鼓動を感じます。
さてさて。とはいえ、いまから9年前のクルマですし、中古車相場眺めてもお高く対価があるとは思えません。後期型の進化の過程をたどると、2016年9月21日に2L直ターボを追加。前後して2.5LのV6がディスコンに。
2017年8月31日、大きく「一部改良」のアナウンス。予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の機能が強化され、レーダークルーズコントロールへの全車速追従機能の追加と、レーンキーピングアシスト(LKA)の採用で、現在に至る運転支援機能を強化。どうせ買うならこのモデル以降をオススメします。
2018年8月23日。レクサスの日本導入から累計販売台数50万台を記念した特別仕様車「Black Sequence」の販売を開始。同時にセキュリティ機能を強化。
そして2020年4月23日。生産終了のアナウンスと同時に特別仕様車「Eternal Touring」を発表。モデル構成はパワートレインの違いに関係なく全モデルこの特別仕様車を設定(710~900万円)。最終モデルは2020年登録でしょうから、中古車市場に出回るのはこれから……というか、セダン逆風の時代に新車そのものも何台登録されたのか? という状況です。
「GS」は終売モデルなので探すのは当然、中古車市場になります。後期型の一部改良が施された2017年式以降を探してみると、相場は新車価格のザックリ半値前後という感じ。年式とモデルによりますが概ねコンディション良好な個体がコミコミ500万円以内で収まりそう。
次の画像の物件はいわゆる認定中古車ですが、市中の中古車店で探しても帯に短しタスキに長しという状況。正直、安いとは思えませんし、交渉力を含めてかなりの目利きでないと苦労しそうな気配がプンプン。